昨日はバブル崩壊を日本型、アメリカ型とあのように書いたが、今日の時点ではアメリカが不景気の中で物価を下げざるを得ない状況にきている。それはデフレの入り口ではないのかと自問もしている。
だが深く考えてみると日本型のバブル崩壊と極端に違う点は、日本の場合はそれまでの好調な輸出を背景として、外貨準備高を多くもっていたこと。それらを利用した内需拡大に持っていけたこと。以下の文章はウイキペティアより。
>80年代~90年代前半にかけて、日米間で最も懸案となっていたのが、貿易摩擦である。自動車・半導体に代表される日本製品の集中豪雨的な輸出に対し、双子の赤字に苦しむアメリカ側からは不満が噴出していた。一部の論者(「前川リポート」等)からは、「日本の経済構造の閉鎖性が莫大な貿易黒字を生んでいる」といった主張がなされ、「日本の内需拡大・市場開放」を求める圧力が年々強まっていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E8%AB%96%E4%BA%89
その結果内需拡大の行き過ぎ。また金融政策の失敗からバブルへと突き進んでいった。だがアメリカの場合は外国で製品を作らせる外需依存が強く、自国内では空洞化現象が起き多くの失業者・低所得者がいるにもかかわらず、ローンによる消費を促し、そのことが過熱気味な経済好況を招いていた。
インフレ気味になる経済状況、それ等を抑えようとして政策金利を上げていった。2007年8月まで5.25%の金利だったが、金利の低下している国(日本はゼロ金利)から資金が集中したことから、銀行が積極的な貸し出しに回った。2007年に浮上しながらも隠してきたサブプライムローン。それが2008年初頭に大きな問題となって浮上した。
現在アメリカで問題となっているのが購買意欲の低下から来る景気後退の恐れであり、過去に経験した1929年からの大恐慌の教訓から学んだ?株安とマネーサプライの不足が不況をより深化させたのではないかという考え方だ。その結果両者にテコ入れをしようとしていると見ることができる。
そこで今後問題となるのがどのような手を尽くしたとしても景気後退を食い止めることができなかった場合、外貨準備金として機軸通貨であるドルを大量に抱えている中国や日本その他の国がどう出るのかという問題がある。
貨幣(紙幣)はそれを印刷した国へすべて帰っていくことを考えると、デフレを止めようとして、ばら撒いたカネと一緒になり、すべてアメリカ国内に充満していくことになる。それが空洞化による製品を作れない国が外国依存で物を輸入している時、ドルの信認が薄れ、今までの輸出国が気持ちよく製品を輸出しなくなったとしたら物不足によるインフレとなっていくと考えるが。それもハイパワーインフレになる可能性を持つ。それともスタグフレーションなのかもしれない。
だが深く考えてみると日本型のバブル崩壊と極端に違う点は、日本の場合はそれまでの好調な輸出を背景として、外貨準備高を多くもっていたこと。それらを利用した内需拡大に持っていけたこと。以下の文章はウイキペティアより。
>80年代~90年代前半にかけて、日米間で最も懸案となっていたのが、貿易摩擦である。自動車・半導体に代表される日本製品の集中豪雨的な輸出に対し、双子の赤字に苦しむアメリカ側からは不満が噴出していた。一部の論者(「前川リポート」等)からは、「日本の経済構造の閉鎖性が莫大な貿易黒字を生んでいる」といった主張がなされ、「日本の内需拡大・市場開放」を求める圧力が年々強まっていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%B5%8C%E6%B8%88%E8%AB%96%E4%BA%89
その結果内需拡大の行き過ぎ。また金融政策の失敗からバブルへと突き進んでいった。だがアメリカの場合は外国で製品を作らせる外需依存が強く、自国内では空洞化現象が起き多くの失業者・低所得者がいるにもかかわらず、ローンによる消費を促し、そのことが過熱気味な経済好況を招いていた。
インフレ気味になる経済状況、それ等を抑えようとして政策金利を上げていった。2007年8月まで5.25%の金利だったが、金利の低下している国(日本はゼロ金利)から資金が集中したことから、銀行が積極的な貸し出しに回った。2007年に浮上しながらも隠してきたサブプライムローン。それが2008年初頭に大きな問題となって浮上した。
現在アメリカで問題となっているのが購買意欲の低下から来る景気後退の恐れであり、過去に経験した1929年からの大恐慌の教訓から学んだ?株安とマネーサプライの不足が不況をより深化させたのではないかという考え方だ。その結果両者にテコ入れをしようとしていると見ることができる。
そこで今後問題となるのがどのような手を尽くしたとしても景気後退を食い止めることができなかった場合、外貨準備金として機軸通貨であるドルを大量に抱えている中国や日本その他の国がどう出るのかという問題がある。
貨幣(紙幣)はそれを印刷した国へすべて帰っていくことを考えると、デフレを止めようとして、ばら撒いたカネと一緒になり、すべてアメリカ国内に充満していくことになる。それが空洞化による製品を作れない国が外国依存で物を輸入している時、ドルの信認が薄れ、今までの輸出国が気持ちよく製品を輸出しなくなったとしたら物不足によるインフレとなっていくと考えるが。それもハイパワーインフレになる可能性を持つ。それともスタグフレーションなのかもしれない。