安居院で唱導が

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千年の古都のタイムトンネル
京都の歴史　その壱百弐拾参　

唱導 によって広められた紫式部伝説

どうしてこんなところに紫式部の墓があるのか、

堀川通り北大路下ルのこの地を

もう少し南に下がったところにかって安居院 ( あぐい )という、

唱導 が盛んに行なわれていたところです。

唱導 とは、
仏教の経典や教養に節を付けて物語るもので、一種の芸能でした。

平安後期に比叡山の僧侶　澄憲 がこの安居院で始めたのが有名で、

その後、

この地では、

澄憲 の弟子たちがその流れを受け継ぎ、

民衆の間で人気を博した。

これを安居院流と呼んでいる。

この唱導 では、

神仏の縁起や歴史上の人物の仏縁のことが語られるのですが、

その中で紫式部のことも取り上げられることになっていたようです。

今回はここまで・・ 　　

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