思い起こせば44年前
あの釜本のゴールで銅メダルを取ったメキシコオリンピック
あれから44年の時空を越えた・ロンドンオリンピックサムライジャパン
永井V弾!大津・吉田の3発でエジプト撃破!
44年ぶり4強…サッカー男子
◆ロンドン五輪サッカー男子準々決勝 日本3―0エジプト
永井の超快足ゴールが、日本を44年ぶりの4強に導いた。
準々決勝でエジプトと対戦した日本は、
前半14分にFW永井謙佑の先制ゴールで流れをつかみ、3-0で快勝。
なでしこジャパンとともに今大会唯一の“アベック4強”を達成した。
68年メキシコ五輪以来のメダルを懸け、
サッカーの聖地ウェンブリー競技場で行われる7日の準決勝でメキシコと対戦する。
異次元の快足が、44年の時を超えた。
前半14分。MF清武が敵陣でボールを奪うと、永井が走った。
右サイドの清武からのクロスがGKとDFの間に入る。
永井が一歩、速い。胸トラップで間をすり抜けると、ワンタッチ。
右足で無人のゴールに流し込んだ。値千金の先制ゴール。
遅れてバックチャージを仕掛けたDFヘガジの膝が永井の左太ももに入ったが、
爆発する歓喜が勝った。
両手を突き上げ、仲間と抱擁を繰り返した。
だが、症状は軽くなかった。直後にピッチに突っ伏し、タンカで運ばれる。
一度はピッチに戻ったが、19分、ベンチに「×」印を送った。
「前線はフルスピードで追わないといけない。フレッシュな選手の方がいいと思った」。
ロッカールームに下がり、アイシングをしながらモニターで戦況を見守った。
「追加点を吉田麻也がようやく決めてくれた。
そこで確信した。
やっとロンドンにいける」と笑顔を浮かべた。
診断は左太もも打撲。軽症で済んだことは幸い。
実は、2010年アジア大会でも、準々決勝タイ戦で決勝ゴールを決めた後、
同様のファウルを受けたが、準決勝、決勝も強行出場。
優勝に導いた。
「あの時より軽い。大丈夫」。
当時のチームドクターが「しなやかな筋肉は日本人離れして、回復力が普通じゃない」と評した。
7日の準決勝出場に意欲を見せた。
エースにして、ムードメーカー。五輪アジア予選ではベンチを温めることは多かったが、
落ち込む姿をチームメートに見せることはなかった。
この試合の前夜は、
8月に誕生日を迎えるDF吉田やチームスタッフを皆で祝ったが、
プレゼンターはいつも通り永井。
ケーキを持って入場し、全員にお祝いの言葉。
コミカルな司会で会を盛り上げ、チームの士気を高めた。
エース永井は2歳から8歳までブラジルで育ち、
サッカー王国の少年たちと裸足でストリートサッカーに興じた。
「スポンジと水を持って、道行く車の窓をふいて小銭をためる。
それをまとめて缶に入れて、サッカーをする。
勝った方が全部取る。
それがあいつの原点。
結果を出せばいい、というのがあいつの流儀なんだ」と
福岡大の恩師乾監督は仰天のエピソードを明かした。
世界を相手にしても、スピードでたたき伏せて、ゴールを奪う。
次は聖地ウェンブリー勝てば史上初の快挙決勝戦。
永井が走れば何かが起こる。世界の頂は、もう、そこにある。
キャプテン吉田・大津・清武・守護神の権田も絶好調だし
「守りで試合を支配しチャンスとあらば一気に・・ゴール」
篠塚ジャパンの理想とするサッカーの集大成か完成しつつある
このチームだとキットメダルが待っている・
いい「風が吹いている」♪~♪