日本中を感動の渦と睡眠不足に悩ませたロンドンオリンピック
開閉会式で旗手を務めた
レスリング女子55キロ級3連覇の吉田沙保里選手や、
日本オリンピック委員会(JOC)が五輪でパレードを行うのは初めて。
猛暑の中、沿道には徹夜組も含めて50万人(主催者発表)が詰めかけた。
熱い!!それにしても暑い。
最近、「日本の夏が暑すぎる」と感じている人は多いはず。
街ではビジネスマンやOLが、滝のような汗を拭いながら炎天下を歩く姿が目に付く。
熱中症で倒れる高齢者も急増中。
なぜ日本の夏は、こんなにも暑くなってしまったのか。
「日本が熱帯化しているのでは」という声も、
それは温暖化だけが原因なのか。
猛暑は社会にどんな変化をもたらしているのか。???
熱中症患者が1週間で9000人
拭いても拭いても滝のように流れ落ちる汗、
肌を刺すような容赦ない直射日光。
暑い。とにかく暑い
「夏バテでどうも調子が上がらない」という人も。
今年も日本の夏は暑い。
先月末には、気象庁から全国に熱中症対策を促す「高温注意情報」が出され、
全国約930の観測点のうち、今季最多の123観測点で35℃以上の猛暑日、
全観測点の8割にあたる744地点で30℃以上の真夏日を観測した。
とりわけ「猛暑の常襲地域」を見ると、
岐阜県多治見市で38.5℃、
群馬県館林市で37.9℃、
埼玉県熊谷市では37.8℃を記録。
東京都心も34.2℃となり、
少し外に出ただけで何もしなくても汗が噴き出る。
そこにはもはや、古きよき日本の夏の風情はない。
ここまでくると、ビジネスや日常生活に支障をきたすレベル。
米国を襲っている大干ばつも心配だが、
何より自分の身が心配に。
連日続く猛暑のなか、熱中症による搬送者数は急増。
総務省消防庁の発表によると、
7月23日~7月29日までに救急搬送された熱中症患者は9055人。
7月30日~8月5日は6891人となり、そのうち10人が死亡したという。
気をつけなければいけないのは高齢者で、搬送者の半数以上を占める。
もちろん、成人も2454人(7月30日~8月5日)と多い、
若くて体力に自信があるからと言って油断するのは禁物。
それにしても、なぜ日本の夏はこんなにも暑くなってしまったのか。
まだ子どもだった2.30年ほど前は、今と比べてもっと過ごしやすかった気もする。
確かに、晴天の日に直接日光を受けると汗はかくが、
今ほど体感気温は高くなく、
何よりこれほど体力を消耗することは少なかったように思う。
日本の猛暑は、ここ数年の間に常態化している感がある。
世間には、
「地球温暖化のせいで、日本の気候が熱帯に近づいているのでは」といった声もあるが、
原因がよくわからないまま、我々は次の年の夏も、
そのまた次の年の夏も猛暑に苦しめられることを覚悟しながら生きている。
いい加減、このへんでその「正体」を。
俺はヒートアイランドが原因のように思うのだが・・・
だって田舎の田んぼの畦道まで舗装しているんだもん。