巨人、日本一へ“死角”アリ!カギ握る杉内&沢村
首位・巨人と2位・中日の直接対決3連戦(秋田、盛岡、郡山)は、
中日が28日の初戦に5-1で快勝した。
これで対戦成績は8勝8敗3分けの五分だが、ゲーム差は依然6。
巨人の優勝マジックは26で、その圧倒的優位は変わらない。
ただ、巨人の目標はあくまで日本一。
クライマックスシリーズ(CS)まで視野に入れると、
必ずしも死角がないわけでもないようです。
プロ入り後、自己ワーストの12安打を浴び、ワーストタイの5失点で5回KO。
沢村にとっては、記録ずくめの屈辱だった。
3回は1死からシングルヒットばかり5連打。
そのうち3安打は初球の真ん中付近の球をとらえられたもので、
制球の甘さは明らかだし。
川口は「いい状態のピッチングではなかったが、
足もとが緩かった影響もある。
心配はしていない。
マウンドが変に柔らかかった。
水をまき過ぎなんだよ!」と、
不慣れな地方球場のせいにして沢村をかばったが。
確かに、
この日の秋田市内は試合開始時点で気温32度の蒸し暑さ。
本拠地球場とは環境が違い過ぎるのも一理あるが、
沢村は前回登板のヤクルト戦でも5回3本塁打4失点で、
調子が落ちているのも間違いない。
そんな沢村について、
球速と球威アップを目的にウエートトレーニングと食事で、
体重を7キロも増やしたことを不安視する声もあった。
今季9勝9敗の現状は、
右のエースではなく「単なる“右の1番手”でしかない」と
今回の東北3連戦を終えれば、巨人/中日の直接対決は残り3試合。
最下位の横浜DeNAとは最多の8試合残していることを考えれば、
巨人の優勝は動かしがたい。
一方で、快進撃を支えてきた杉内も、
疲労から左肩に違和感を訴え23日に出場選手登録を抹消。
指揮官の見通しでは9月11日からの9連戦で戻ってくるとのことだが、
これまでの10勝2敗、防御率1.58という
敵無しの姿で復帰できる保証はどこにもない。
つまり、CSまで視野に入れると不安材料が噴出。
「1に杉内の復活、2に沢村の復調がカギに、予断を許さない。
巨人にとって一番嫌な相手は中日。吉見という切り札を持っていることは、
短期決戦では絶対的な強みです」と須藤氏。
巨人がリーグ優勝を果たせば、
CSのファイナルステージでは1勝のアドバンテージが与えられる。
2人が不安でも、内海がいる。
が中日は、左手甲を骨折していた主砲のブランコが、
この日51日ぶりに戦列復帰。即4番でいきなり適時打2本の活躍をみせた。
先発した吉見も7回1失点にまとめ、
自身の巨人との今季対戦成績は4勝1敗。
吉見以外も、先発投手陣は充実している。
原監督の第2次政権が発足した2006年以降の6年間は、
巨人のリーグ優勝が3度、
落合が率いた中日の優勝も3度。
07年には2位の中日がCSで巨人を破り、
逆転で日本シリーズ進出を果たした。
シーズン対戦成績では
中日の勝ち越しが3度で巨人は2度、
イーブン1度と拮抗(きっこう)している。
中日の高木監督の「選手には“気楽にいこう”と言った。
シャカリキになったってね、チーム状態は向こう(巨人)がはるかに上」というのは、
現時点での本音か。
残りのペナントレース中に、
CSで巨人にひと泡吹かせるシナリオを描ければ、御の字なのかもしれない。
好いよなぁ~リーグ優勝やCSシリーズの話・・
コチ虎・振り向けば横浜・
横浜銀行に貸し剝がしに・
と言うより・・最下位争いの真っ只中なのだ・・