ちょっと理由があって内藤新宿について知りたかったのですが、ネットではなかなかピンとこなかったので、これは、現地に行くしかない。
地元の博物館なり資料館に行けば、なにか得るものがあるかと。
調べるといっても、ホント、基本的な知識だけなんですけど。
で、行ってきました、新宿歴史博物館。
ちょうど、地元で発掘された縄文人の特別展が開催されていました。
大学時代は、考古学研究会(サークル)なるものに所属していた私ですが、考古学にはあんまり興味なし。
一応、見学しましたが。
さて博物館ですが、ローカルとはいえ新宿区立。なかなか立派な構えです。
1階はフロントで、ここで受付してから地階へおります。地下が展示スペース。新宿の古代から昭和まで順を追って展示されています。
江戸時代の商家や大正時代の住宅が復元されていて(もちろん実物大ですが、家屋の一部です)、資料をガラスケース越しに眺めるだけではなく、もっと身近に歴史を感じられるように作られています。
内藤新宿のジオラマもこのとおり。
館内には何か所か撮影OKの場所があり(標示が出ています)、このジオラマも撮影スポットでした。
都電も撮影ポイントのひとつ。
実際に乗ったことはないのですが、こういうレトロな雰囲気の電車、憧れます。「三丁目の夕日」みたい。
戦利品。
内藤新宿開設300年を記念したシンポジウムの記録集「内藤新宿-歴史と文化の新視点-」、内藤新宿・四ツ谷あたりの切絵図。あと絵葉書数枚。
シンポジウムの記録集は、講演をまとめたものですが、素人の私でも読んでいて面白かったです。宿場開設後20年でいったん廃絶した内藤新宿が、再度公認されるに至る過程とか。
やはりこういうものは、現地に足を運ばないと手に入らないですよね。
博物館そばの路上のマンホールの蓋。しっかり内藤新宿のデザインが。他にも、いくつかパターンがありました。
ネットも便利だけど、その地のことを知るには、やっぱり現地に行ってみるのがいちばんですね。
満足。