歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと
日日の幻燈




【4】9月9日(土)馬刺しと地酒で松本の夜

龍岡城を後にして、今度こそ松本へ!
声高に主張するナビのお勧めルートに負けて、結局は上信越道から長野まわりで松本へ。
松本に着いたのが午後6時ころ。ホテルでシャワーを浴びて、いざ、夜の飲み屋街へ!

以前、W氏とM氏が入ったというお店を探して、駅周辺をウロウロ。そうしたらなんと、お店が見つからないという想定外の事態に。なんか、お店がなくなっているみたい…なんて呟きも。仕方ない、時間ばかり経っていくので、適当なお店に入ろうか?といことになったのですが、どこも満席。



で、ようやくたどり着いたのがこちらの居酒屋。「お母さんの味」を売りにする、郷土料理を出してくれる飲み屋さんのようです。もちろん馬刺しもOK。暖簾をくぐって座敷に座ったところで、W氏とM氏、
「お店の名前が変わっているけど、前に来たのはここだったんじゃないの?」
「内装も微妙に違うけど、ここだった気がする」
という会話がささやかれ、そういうことに落ち着いたようでした。奇遇というかなんというか。以前、というのが、もうずいぶん前だったようなので、店の名前が変わってしまっていたら、そりゃ、わからないですよね(でも真偽のほどは闇の中)。
だいぶ歩きましたけど、旅先で飲み屋街を彷徨するのもまた楽し。ただし、怖い場所と怖いお兄さんには用心しなければ。

ま、とりあえず、お疲れさまでした。



さて、ようやく本日のメインイベント、馬刺しです。
馬刺しで有名なのは熊本県と、ここ長野県。私は長野出身ですが、馬刺しにはまったく縁もゆかりもない身でした。多分、両親が東京近辺の出身なので、馬刺しには興味を示さなかったのが大きかったのかな、と。確か母は、馬肉を食べるなんてとんでもない…というようなことをよく言っていました。
まあ、それはそれとして。
はるばる松本までやって来ての、お目当ての馬刺し。それはそれは美味しかったです。馬刺しって、こんなに美味しいものだったんだって。東京に出てから桜鍋は何度か食べましたが、馬刺しもいいですねぇ。私には母の馬肉アレルギー的DNAは受け継がれなかったようです。馬肉コロッケもよかったなぁ~。



美味しい馬肉とくれば、美味しいお酒。
せっかくだから長野の地酒を!というリクエストに応えて、お店の女将が薦めてくれたのが、こちら「大國」。長野県の北方、大町市の北安酒造のお酒。お味は…もうこの時点でかなりアルコールがまわっていたので、細かいことは覚えていませんが、美味しかった!と言っておきましょう。

美味しいもの尽くしの松本の夜。

居酒屋に入ったのが7時半前、そこから飲み続けて11時。お店も閉店の時間です。普段なら、明日の仕事もあるし、じゃあ、この辺で-となります。東京だと飲み終わってから、下手すれば2時間かけて家まで帰らなければならないですしね。でも、ここは松本。終電を気にする必要もなし。

じゃあ、行きますか?

ってことで、このあとは男3人でカラオケ大会。年齢的にフォークソングなんて選曲が多くなりますが(私はフォークソングより1世代あとですが)、これで湿っぽくなるかと思いきや大間違い。弾けましたなぁ~お互い。たまにはこういう飲み会旅行もいいもんだ、と思いながら熱唱しているうちに、松本の夜は更けてゆくのでした。


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