名古屋の東山植物園に出かけてきました。約150種950本というシャクナゲの森がお目当てでしたが、3月下旬からの冷え込みのせいで、見ごろはまだまだの状態。そこで、市民の手によるお花畑や初めて目にした花などを中心にカメラに収めてきました。
《お花畑》
市民団体や企業などが植栽しています。
春はお馴染みのチューリップ。さまざまな形の畑に色とりどりのチューリップが、パンジーとともに春を謳歌しています。
《変わり種のツバキ2つ》
ひとつは「紅卜伴(べにぼくはん)」という品種。中央の雄しべ・雌しべのあるところが小さな花びらの塊のように盛り上がっており、蕊(しべ)部分が花弁化したようです。説明板によると、岐阜市以西の古寺社に古木が多くあり「日光」とか「紅唐子」の別名もあるとか。
もう一つ目に留まったのは背丈が50㌢ほどの若木。赤い蕾が1つ付いています。品種名は「光源氏(ひかるげんじ)」。
説明板によると、多くの白覆品種の中で最も華麗な品種とか。咲いた花や成長した姿を見たいものです。
《温室で》
多くのブーゲンビレアが咲く中で、ラッパの形をした黄色い花をたくさん咲かせた木。「ヒメアリアケカズラ」といい、果実は刺のあるイガグリやウニに似た形だそうです。
小さな池の湖面に白い花を咲かせた水生植物。葉はスイレンのようです。「ニンフォイデス」という名前で5弁の可憐な花にしばらく見とれました。
《散策路で》
サクラの花びらが風に舞い、モミジの若葉が広がる中で目についた花々。
薄紫の「コバノミツバツツジ」が林のあちこちで咲いています。
白いブラシのような花をびっしり付けた花もありました。九州から北海道まで広く山野に咲く「マルバアオダモ」のようです。