この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

美しくなった浅田真央

2009-12-29 16:08:18 | 観戦大好き!
27日に行われたアイススケートの全日本選手権で浅田真央が優勝しバンクーバー五輪代表を獲得した。10月に行われたISU世界フィギュアスケート選手権では、トリプルアクセルが決まらず成績不振にスランプに陥ってしまったようだ。しばらく顔を見てなかったが、今回ショートプログラムのときに心を打たれた。彼女は決して目鼻立ちが整っている、いわゆる美人顔ではないが、そのとき神々しいほど美しく見えた。
タラソワコーチと合わないのか、それともキム・ヨナへの対抗心に潰れたのか知らないが、大きなスランプを乗り越えてきたのだと思う。それが美しさとなって表れたとみているが、どうだろうか。

演技を終えてようやく笑顔を見せた。練習では良くても実際滑ってみるまでわからない。ようやく安心したのだろう。フリーでも半信半疑のようだったが次第にリラックスしていったようだった。今回は僅差の優勝であるが、きっと二月のバンクーバー五輪では大きな差になって出てくるはずだ。
今度はキム・ヨナを追う立場、ずいぶん楽になるだろう。のびのびとした演技を期待したい。

今年の3月にワールドベースボールクラッシック(WBC)があったが、決勝の韓国戦を見ていたら、あまりの緊張で頭が痛くなった。それほど興奮させられたのである。韓国の日本に対するライバル心、またマスコミも、3月17日(現地時間)に1-4で韓国が日本に勝ったあと日本チームの目の前で、マウンドに韓国旗を立てたシーン(3年前のWBCでもあったらしい)を何度も流して煽るから、次第にわたしも感情移入してきたのである。
日本チームは要所で韓国に敗れるもキューバやアメリカを破って決勝戦に進んで5度目の日韓対決となった。その時点で2対2のタイの成績であった。

結果はご存知だろう。5対3で韓国を下して日本の優勝となった。
じつは対韓国とは別にドラマがあった。イチローである。要所、要所で回ってきたチャンスをイチローは潰していた。彼がブレーキになっていたのは明らかで、「ほぼ心が折れそうになっていた」と本人が口にしていたぐらいだった。
それが延長10回イチローにチャンスがまわってきた。ツーアウト一、三塁から岩村が盗塁して二、三塁になる。一塁が空いたので韓国バッテリーはベンチを見るが、敬遠の様子がない。イチローはワンバウンドをファウルしてまで向かって行く気迫を見せていた。歩こうなんてまったく考えてなかったのだ。ツーエンドツー。そこで出たセンター前のクリーンヒット。

真央にしても、イチローにしても、苦しんだ分だけ大きな喜びを得た。そして、その苦悩がまた人を成長させるのだろう。美しくなった浅田真央にそう思う。

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