ハーブティー

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ようやく行けた!

2018年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

  昨年の10月に行くことにしていた熊本県南区の仮設住宅の子どもさん達の支援にようやく行くことが出来た。所属していた宗像市の「宗像おもちゃ図書館」からだった。10月はちょうど台風接近で、次に予定していた1月は先方の都合で行くことが出来なかった。

そして今回、市の社会福祉協議会のバスを借りて、木や布(布の本やタペストリー)でできたおもちゃ、そして床用のマット等などをバス半分に積み込んで、スタッフ10人で出発した。天気は晴れ 気温も20℃前後でベスト コンディション! 沢山来てくれるかな?怪我もなく無事できるかどうか?いろんなことを思いながら現地へ向かった。

以前下見に行っていたその集会所に着いたのはお昼過ぎ。子供たちや高齢者の方々が三々五々集まって来られた。急いで準備している側で何が出てくるか興味津々の眼差し。魚釣りゲーム ドミノ倒し 的当てゲーム ブーメラン作り ハンドベル 等など沢山のおもちゃで一緒に遊び、楽しそうに遊んでいる姿を見ると、こちらまで楽しくなってきた。ふと、一人でドール・ハウスで遊んでいる男の子が居るのを見かけた。じーっと見ていると、ベッド 流し台 浴槽 ドレッサー等をあちこち動かしてレイアウトをしている。女の子なら別に気も留めなかったかったけれど、男の子が!この仮設から早く出て、フツーの住宅に入りたい思いが出ているのかと思えてきて胸が一杯になり目頭が熱くなった。あの震災「熊本地震」さえなければこんな不自由な生活せずに済んだのに・・・。真冬の底冷えがし隙間風が入ってくるであろう仮設住宅 そして真夏は照り付けムシムシする暑さの中の生活。それを2年近くも経験され、いつまで続くかわからない生活。

 行って良かったと言う自己満足の気持ちを持つにはあまりにも軽すぎる。でも、被災者の気持ちには少しは「寄り添えた」と言う気持ちは持てたと確信することが出来た。

 子供達には、めげずに頑張って成長して欲しい!