YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

フロントフォークをG型に改造 3

2015年10月12日 | YBR125改造

どうにか完成した無印YBR125のG型改造。

名づけて YBR125NG (ニセG、ナンチャッテG)

今日はG型フロントフォークの慣らしも兼ねて、脱走した犬のように走り回って来た。

出発前にちょっと細工をしておいた。

結果的にカラーパイプ長が25mmになってしまったためなのか、少し1G沈み込みが
大きい気がするのと、伸びきる寸前の動きに引っかかりを感じたので5mm切った分を
補完するつもり。
ついでに無印フォークで採用したベアリングも使おう。
手持ちのワッシャーと組み合わせて約15.5mm分をスプリングとカラーパイプの間に放り
込んだ。
今回、オイルの油面高を調整しても良かったんだけど面倒だし、ワッシャー式なら微調整
も簡単なので実行してみた。
途中で例の河原などを走り、いつもの公園までのクネクネ道を堪能した結果、ちょっと
突っ張り感があると感じた。

15mmは長すぎたのかな?

ワッシャーの枚数と減らしてみる。

1枚だけ抜いて14mmで試してみよう。
走りだしたらちょっと良くなったよ。

公園を後にして山梨県上野原市の林道へ。

大地峠林道は短いながらも路面が変化するので、試走にもってこいだよ。
確かに無印フォークと比べてフロントが振られる場面が少なくなった。

大地峠トンネル前で休憩。

ここは富士東部林道(南線)で県の計画書には今年で完成するはず。
記録を見ると遅滞無しなんだけど、いつ開通するんだろうか?
ネットの情報ではまったくその気配が無い。

次に向かったのは都留市の朝日川沿いの林道。

路面は変化に富んでて試走にピッタリ。
ここも今までと比べて随分走りやすくなった。

帰路には菅野林道(仮称)を選ぶ。

ガレ石が多いのが特徴だけど、フロントが振られる場面が随分減ったよ。
確かにYBR125のGシリーズはオフロード向けにアレンジしてるのが理解できたよ。

G型フォーク化で一番効果が出たのは、実のところダート走行ではない。
ワインディングでの旋回安定性が向上して、今までよりも気持ちに余裕が生まれたのだ。
ウヒャ~~♪ このまま調子こくと、次は空飛ぶぞ・・・(そして崖下へ・・・

さて、追加したベアリングとワッシャーシムなんだけど合計14mm、つまりパイプ長
約40mm同等で落ち着いた感じになった。
外径が22~23.5mmの金属管か水道エンビパイプでも切って使えばいいし、30、35、
40、45mmの4種類くらい用意して、好みに合わせるのもいいと思う。

こんな感じ。
これはベアリング9mm厚と組み合わせて45mm長として使う予定で、固かったら
ベアリングを抜いて36mm長で試し、先のワッシャー式と比較検討するつもりだ。
仮に同じ店から同じ内部構造のG型フォークを入手した時はカラーパイプ長を確認し、
好みに合わせて変更する手段もあると覚えておけばいいだろう。

参考だけど、俺が購入したお店を紹介してくれた人のフォークは
カラーパイプ長が 右46mm、
左45mmだったそうだ。(爆)
これがチャイナクオリティってヤツだね。\(^o^)/
あの国はミリ単位も統一できないくせに、なぜか人工衛星や有人
宇宙飛行も出来ちゃうんだから不思議だ。

今のところサスの慣らしは完了してる感じではなく、少しだけ動きが渋いけれど、初日に
比べたらかなり滑らかに動くようになった。
どんどん動かしてなじませて、落ち着いたところで謎の透明オイルからヤマハG10フォーク
オイルに交換だなあ・・・それと、そろそろG型サイドスタンドに変更しなきゃ・・・


フロントフォークをG型に改造 2

2015年10月12日 | YBR125改造

G型フォークに変えて、いろいろな条件で走ってみたよ。

まず、乗車しての1G沈み込みをチェック。

うむ、約40mmも沈むのか。
無印YBR純正が10mm程度だったから違和感がしたけど、この仕様は正規G型では
ないのかもしれない。
正規純正品の1Gを知らないので比較のしようもないのだ。

ちょっとした試走コースへ出向いた。

河川敷にあるこの場所は、無印仕様でベアリングを追加したYBRでもガタガタ跳ねて
走り辛いけれど、G型フォークはかなり楽になってスピードも増す事が出来たぞ。
明らかに凸凹道での変化を感じ取れた。

ストローク長は95mm。

スコスコと衝撃を吸収してるようだ。

この道を気軽に通れると、こんな景色の中で休憩できるのだ。

釣り竿を持ってきたい・・・

次にゴロタ石の多い河原を試走。

今までよりもハンドルのブレがかなり減っって、すごく走りやすくなったよ。

ストローク長は97mm。

あれ?底突きに近いのかな?

それではもっといじめてみよう。

路面がかなり荒れてて、ギャップも多い志田林道を通行止めまで登ってみた。
ココも従来よりも楽に走る事ができちゃった。w
特に下りでその差がハッキリ現れ、かなり安定してラインを選ぶ事が可能になったぞ。
今までちょっとフラれてラインミスを起こして危ないめにあった場所も、思い通りに
通過できる。

ストローク長は105mm。

この辺で緩衝用スプリングの限界に達してるらしい。
フルストロークが約100mmもあるのか。

とりあえずデータを採取したからフォークブーツを履かせてみよう。

フォークブーツには伸縮時の空気を逃がす呼吸穴が密かに備えてある。
これを車体後方へ向けてセットするのが注意点だよ。
前方などに向けると埃や雨水を取り入れてしまって、知らぬ間にインナーフォークと
アウターフォーク間に溜まって錆やオイル漏れの原因になるのだ。
今回はダストシールも追加したから大丈夫なんだけど、余計な障害は防ぐ方がいい。

YAMAHAエンブレムとの干渉を見てみる。

無印純正エンブレムだと若干接触しそうで、収縮時にこすれて穴でも開いてしまうかも。

こんな事もあろうかと・・・前準備で作っておいた延長板が登場する。

どうせ見えない場所だから、こんなに凝った造りでなくてもいいんだけど、ついつい。w

装着してみた。

気休め程度にフォークブーツから離れたなあ。
やはりG型純正のエンブレムの形には意味があることが分かったよ。

車体の雰囲気はこんな感じに変わった。

フォークが40mm延長されたから、若干キャスター角が寝たけど違和感は無い。

だがしかし、サイドスタンド使用で大きく変わったよ。

さすがに40mm延長すると車体が寝てしまうね。
まあ、G型サイドスタンドに取り替えれば済むんだけど。

未舗装路の他に舗装路での印象も大きく変わったよ。

・直進安定性が向上した。
・右左折時のクイックさが少し減ったけれど、逆に安定して曲がれる。
・中、高速コーナーでわざと大雑把な体重移動をしても急激な挙動が起きなくなった。
・一本橋のような極低速でも安定するようになった。
・今まで繊細さを要求されてた最小半径のUターンがやりやすくなった。
・白バイみたいな足付きターンがすごくやりやすい。
・ハンドルフルロックでの定常円旋回がやりやすくなった。

無印純正のクイックなハンドリングがスポイルされた反面、癖が無くなった分だけ神経質
にならず済む感じになったのが初日の印象かな。
ビギナーにはG型YBRのほうが優しいはずだ。
そして、最初からYBR125GやKGを選んだ人達は、舗装路でも悪路でもこんなに楽を
してたなんてズルい。w

今のところ試走段階なので、これから走り込みつつフォークの慣らしと弱点でも見つけて
やろう。
わざわざ他車種に乗り換えなくても新鮮な気分を味わえる事ができた、G型フロント
フォークへの改造だった。
タオバオ品質だけどね・・・(´∀`;)