老人を叱ってはなりません。
むしろ、自分の父親と思って諭しなさい。
若い男は兄弟と思い、
年老いた婦人は母親と思い、
若い女性には常に清らかな心で
姉妹と思って諭しなさい。
身寄りのないやもめを大事にしてあげなさい。
「テモテへの手紙一」 / 5章 1-3節
新約聖書 新共同訳
家庭生活において最も大変なのが
息子・娘をきちんと育てることです。
親は愛で子供を生み育てますが、
子供は父母の思いどおりには生きてくれません。
加えて、現代の物質文明は青少年の
純粋な心を破壊しています。
美しく育つべき青少年が麻薬に溺れ、
幻覚を見ながら生きています。
幻覚は正気を失わせ、
正気を失った子供たちは、
結局、犯罪と堕落の沼地にはまってしまいます。
★同性愛や離婚に「理解を」、
ローマ法王 教会を野戦病院に例える
◆ AFPBB News 2013年9月20日
【9月20日 AFP】
ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は、19日に公開されたインタビューで、同性愛者や離婚経験者、人工妊娠中絶した女性に対して「慈悲深くあるべきだ」と呼び掛け、カトリック教会は人々の生活の現状に理解を示さなければならないとの考えを示した。
法王は即位後初となるインタビューで、所属するイエズス会の会報紙チビリタ・カットリカ(Civilta Cattolica)に「新たなバランスを見つけなければ、カトリック教会の道徳体系全体がトランプで作った家のように崩れ去ってしまう恐れがある」と述べた。
また、カトリック教会は何よりも「傷を癒やせる」存在でなければならず、教会が認めていない行為に対しても、より深い同情と理解を示すべきだと指摘。カトリック教会としての立場は変わらないが、「常に個人個人のことを心に留めておく必要がある」と強調した。
法王は、カトリック教会を野戦病院になぞらえ「重傷を負った人に、コレステロール値や血糖値が高いか低いかを聞いても無意味だ」「私たちは、傷を癒やさなければいけない。そうして初めて、残りの問題に取り組むことができる」と語った。
(c)AFP
★「母なる教会の祈りの力に信頼しよう」教皇一般謁見
◆バチカン放送局 2013年9月19日
2013-09-19 18:07:20
教皇フランシスコは、バチカンで18日、水曜恒例の一般謁見を行われた。
謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は先週に引き続き、「母としての教会」について考察。
良き母のように、わたしたちに人生の歩むべき道を示し、常に忍耐と憐れみと理解に満ち、わたしたちを神の手に託す教会の姿を信者らと共に観想された。
子たちに人生の歩み方を教え、成長の過程において正しい道を示し導く母親のように、教会もまたわたしたちの人生をより良く生きるための指針と教えを与えてくれると教皇は述べられた。
たとえば「十戒」は、あれをしてはいけない、これをしてはいけないという、禁止事項のかたまりではなく、人が偶像に隷属しないよう招き、神を愛し、両親を尊敬し、正直であることなどを思い出させる、神の愛と優しさそのものであると説かれた。
また、母親は子が大きくなり自分の力で歩むようになっても、子を見守り、彼が過ちを犯した時も、そばにいて助け、愛し、自分を与えることを惜しまないが、教会も憐れみ深い母のようにその家の扉を閉ざさず、神の赦しに導き、希望をもたらすために我々の魂の闇に入ることを恐れないと話された。
さらに、母親が子のためにはあらゆる扉を叩き、願い、神に祈るごとく、教会は神の心の扉を叩き、わたしたちのあらゆる状況をその御手に託すと述べた教皇は、母なる教会の祈りの力に信頼しようと呼びかけられた。