以前、わたしは神を冒涜する者、
迫害する者、暴力を振るう者でした。
しかし、信じていないとき知らずに行ったことなので、
憐れみを受けました。
「テモテへの手紙一」 / 1章 13節 新約聖書 新共同訳
私たちはイエスにしているかのように
貧しい人々に仕えてはいけません。
彼らはイエスその方だから仕えるのです。
マザーテレサ
(マザーテレサ『愛と祈りのことば』より)
★パキスタン北西部の教会で自爆テロ78人死亡 |国際
◆クリスチャントゥデイ2013年9月24日
【CJC=東京】
パキスタン北西部ペシャワルの「全聖人教会」で9月22日、自爆テロがあった。教会にはミサのため信者約350人が集まっていた。自爆犯2人が、警備員に発砲、130年の歴史ある全聖人教会に押し入り上着の爆弾を破裂させたと見られる。
イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」(TTP)の一派が、米軍による無人機攻撃への報復だと犯行を認めた。女性や子どもを含む78人が死亡、AP通信によると100人以上が負傷した。
パキスタンではナワーズ・シャリフ政権がイスラム過激派との和平交渉を模索する中、当局などを狙ったテロが頻発しているが、今回の攻撃の死傷者は最大規模。シャリフ首相は同日、テロを非難する声明を出した。
パキスタンでは少数派キリスト者への抑圧が厳しく、2009年にイスラム教徒の暴徒が住居40戸と教会1カ所を焼き討ち、11年にはキリスト者の閣僚シャバズ・バッティ氏が、差別的な冒とく法に反対して暗殺された。爆薬やマシンガンによる攻撃もしばしば発生している。
★自爆テロの死者81人に パキスタンのキリスト教会
◆ MSN産経ニュース 2013年9月23日
▲キリスト教会での自爆テロ現場で、兄弟を亡くし泣き叫ぶ男性=22日、パキスタン北西部ペシャワル(ロイター)
パキスタン北西部ペシャワルのキリスト教会で起きた自爆テロで、AP通信は23日、死者数は81人となり、負傷者は140人以上に上ったと伝えた。地元メディアは「少数派のキリスト教徒を標的にしたテロとしては史上最悪の規模」と報じている。
カーン内相は22日、犠牲者には少なくとも女性34人と子供7人が含まれていたと明らかにし、3日間喪に服すことを決めたと述べた。
22日の自爆テロは、正午前に発生。礼拝が終わり、食事が振る舞われる教会前の芝生に信者らが出てきたところ、爆弾を持った2人が自爆したとみられる。
ペシャワルやイスラマバードなど各地では22日から23日にかけ、キリスト教徒らによるテロへの抗議活動が行われた。
(共同)
▲パキスタンのタリバン運動 (TTP) に銃撃されたマララさん。(2012年10月)
★マララさんに子ども平和賞 「教育は女性の権利」訴え
◆東京新聞 2013年9月7日 夕刊
【ロンドン=石川保典】
パキスタンで女子教育の必要性を訴えてイスラム武装勢力に銃撃されたマララ・ユスフザイさん(16)に六日、「国際子ども平和賞」が贈られた。
オランダ・ハーグで開かれた授賞式で演説したマララさんは、世界各地で女子が人身売買や性的虐待の犠牲となり、貧困にあえぐ十四億人の70%が女性だと指摘。「解決策の核心は一つ。すべての女子が教育を受ける権利です」と訴えた。
「教育という信念のために全力を尽くしたい」と強調し、「私の目標は、すべての子どもが教育を受けられる世界。黒人や白人、宗教や貧富、性別の違いに関係なく」と結んだ。
子どもの権利向上に貢献した人に贈られる同平和賞は、オランダに本拠を置く児童権利擁護団体「キッズライツ財団」が実施し、マララさんは九人目の受賞者。受賞に関連したプロジェクト資金として十万ユーロ(約千三百万円)も贈られる。
マララさんは女子の教育基金を設立するなど、この問題での象徴的な存在。今年のノーベル平和賞の有力候補の一人にみられている。
マララさんは昨年十月、下校途中に「パキスタンのタリバン運動」に頭部を銃撃され、一命をとりとめた英国で高校に通っている。
「本を通じた知識は、テロを撲滅する武器になる」
マララ・ユスフザイ (2013年9月3日)