今日の夕方、歩行者がボタンを押して信号を青にするタイプの横断歩道前に、自転車から降りて信号待ちしているおじいさんがいました。
ちょうどわたしの車が先頭の時にその信号が急に赤になったので横断歩道前で止まると、そのおじいさんと目が合いました。
するとそのおじいさん、こっちを見ながらニコォって優しい笑顔でゆっくりおじぎをしてくれたのでした。
その笑顔がとても優しくてきれいだったので、わたしもなんだか嬉しくなって思わずつられてニコォ…っと口角を上げておじいさんに軽くおじぎをしました。
たったそれだけの出来事なんですが、おじいさんが笑いかけてくれた時、わたしの心にぽっと灯りが点ったようなあたたかな気持ちになったのでした。
そのおじいさんが横断歩道を渡るのを見つめながら、自分も歳をとってもあんな風に優しい笑顔を人に自然に向けられるようになりたいなって思いました。
人の顔や表情にはその人の生き方が刻まれていくんだなぁ。
優しい笑顔に触れて心にあたたかさがともったとき、あ、なんだかこういう感じ、忘れていたなぁ…って気づいて。
そしたらちょうどその時、車のカーステレオから流れていた曲も
たそがれのまちを 歩いて帰れば 忘れていた気持ちを ふと思い出した
って歌っていて。
この曲のタイトルがシンクロ・シティだったので、本当だ、シンクロしてる、面白いなぁって思ったのでした。
あのおじいさんの笑顔と出会うことができてよかったなって思えた一日でした。
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