仕事でお客さんと接しているといろんな人がいるんだなぁ…と思い知らされます。
中には自分とは考え方も価値観も真逆でまったく違うんだろうなぁという人と遭遇したりして、そっか、こういう人もいるんだなぁ…としみじみ。
元々そういうことが知りたくて接客業をやってみよう、と思って選んだ気持ちもありますが、昨日そこそこ来店されるリピーターのお客さんのことについて先輩Kさんと話をしました。
わたしはその人と接するのは初めてだったのですがKさんによると結構来店される人だそうで。
正直に言うと、態度が横柄で人を馬鹿にしたような感じがしました。
なぜか、と言われると困るのですが言葉の端々と行動にそういった感じが滲み出ているように思いました。
話によると、他の女性店員さんたちもそのお客さんが苦手でその人が来ると、Kさんに接客を変わってと言うそうです。
そう言いたくなる気持ちもわかるなぁ…。
でも、そういうお客さんにこそ丁寧に接客しよう、と改めて思いました。
店員がその人の一部だけ見てその人が嫌いと思っていてもなにもそこからは生まれないなぁって。
気になるお客さんは自分が成長するきっかけを与えてくれると思うようになりました。
わたしにもちょっと嫌だな、と思っていたお客さんがいたのですがその人がかえって自分が成長するためにかかせない存在だったんだなぁ…と最近わかりました。
いろいろ接し方を模索してその人に対応していくうちに、前よりも少しだけ心を開いてくれた気がしたり、今では優しい声をかけてくれるようになりました。
結局は人ではなく自分次第なんだな、と思いました。
接客業をしてから、他の接客に携わる人たちの苦労が少しだけわかるようになりました。
お客さんと店員。
でも店員だって勤めている時間以外は他のところではお客さん。
働いている時に「ありがとう」や「どうも」と言われると心が温まる。
だから、自分がまず接客してくれた人に対してきちんとお礼を言おう、と思い実践しています。
「どうも~」とか、「ごちそうさまでした」とか。
ごちそうさまでした、とかは前々から言っていましたが
コンビニやドラッグストアでおつりを受け取る時にも言うようになりました。
当たり前に、自然な習慣として挨拶を言うかたはたくさんいると思いますが、
わたしは言ったり言わなかったりムラッ気があったので。
今日本屋さんでそれを実践したら、店員さんの目が少しだけ輝いたような、表情が明るくなった気がしました。
その表情と目を見た時、こっちも少しだけ嬉しくなりました。
そういう気持ちは伝播するんだろうなぁ。
なんだか今日はその本屋の店員さんの表情がとても印象に残りました。
接客でくじけそうになったら今日のことを思い出そう。