叔母に電話をかけた。

叔父や叔母がみんな元気だった頃。

お正月やお盆になると、必ずモーリーの実家に集まり、酒盛りをしてました。
家族の近況はもちろん、みんなで政治の話や経済の話をしてた頃が懐かしい。

今は、亡くなってしまったり、自分で運転して来ることが難しくなったりして、叔父や叔母が
実家に集まることはなくなり、年賀状だけが行き来。
いとこたちと会うこともなくなりました。

関西に住み、親戚の中で一番遠くにいる叔母のことが、モーリーは気になってました。
４年ほど前、叔父の葬儀の時会ったきり。
去年は、実家に電話をかけてきたという叔母。
モーリーも叔母の声を聞きたいと、思い切って叔母のところに電話をかけてみました。

懐かしい叔母の声。
声は変わってなかったけど、目の調子が良くないみたい。
だから、自由に出かけることは出来ず、出かける時はいつもいとこ（娘）と一緒らしい。
明るい性格のはずなのに、ちょっとネガティブな言葉を言う叔母。
かなり落ち込んでるのかも。

でも、モーリーが「おばちゃん、元気？」「Ｈちゃん（いとこ）も元気？」と聞くたびに
最初に「ありがとう」と言って話を続ける叔母。
その関西弁の「ありがとう」の言葉に、叔母の優しさや慈しみの気持ちを
すごく感じました。

もっと近くに住んでいたなら、会いに行きたいところだけど、今はコロナ禍。
叔母は８０代。
近くに住んでいても、なかなか難しいかな。

でも、声だけでも聞けて良かった。
モーリーの心の中に、叔母の関西弁の「ありがとう」がずっと残ってます。
「ありがとう」
ほんとに良い言葉だな。