ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

食い違う会話

2006年09月20日 | Weblog

最近睡眠障害のほうの調子はずいぶんいいんですが、
先日久しぶりに眠れなくなり、翌日同僚に、
「4時ぐらいまで眠れなくて、本2冊読み終わっちゃったよ」
とぼやいたら、
「いいねえ、最近本なんか全然読む暇無いよ」
と返されてしまいました。

ええと、私、眠れなくて、つらいという話をしたかったんですけど。


知人の息子さんが東大に合格されたそうで、
「毎日3時間ぐらいしか勉強してないのよ」
との言葉に、私は、
「ああ、やっぱりねえ。長時間勉強すればいいってもんじゃないもんねえ」
と返してしまい、知人は不満そうでした。
「3時間しか勉強していないのに合格した」という部分にもっと感心して欲しかった模様。
でも、本当に頭のいい人は基本的に授業だけで「理解」する部分は十分なはずで、頭がいいんだから応用力もあるはず。数学や物理の公式なんか、理論から導き出すことぐらいできそうだから、覚える必要すらないのでは、とそういうイメージを持っていたんです。
いや、もっと言うと、私の集中力はとっても短いので、毎日3時間勉強できるなんて、すごい
と思ってしまうんですよ。
そんなわけで、確かに私は感心していたんですけど、知人との会話は、やっぱり微妙にずれていました。

結局人の話を聞くときは、相手が何を言おうとしているかよりも、自分の事の方に関心があるからこんなちぐはぐな会話になっちゃうのかな、と思ったわけです。

で、別の日に職場の若い子が暗い表情をしていたので、話を聞きますと、仕事上で悩んでいるとの事でした。
色々話をしたんだけれども、やっぱり、どうしても
話を自分の土俵に持ってこようとしてしまう。
イカンイカン、軌道修正、と思いながら話しているんだけれども。
きっと彼女は「私が言いたいのはそうじゃなくて…」と、
もどかしい思いをしていたのではないでしょうか。

気持ちに沿いながら話を聞く

言葉にすればこんな一言。
でも、難しいわ、ほんと。
コメント (6)
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