SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

「いのち」

2020-03-27 20:45:45 | 日記
今朝、頭にある詩が浮かびました。

『「いのちとは ただ
待ちぼうけの ことではないか
来るはずのない 何か
巨きすぎるものを 切なく
待ちわびることではないか」と始められる。

そして「水すまし」は水面で、
その待ちわびるものを
探し廻って、あの目眩。
「ジラフ」の頸は、それを
求めてあんなに長くなり、
「薔薇」は棘で、人は言葉で。
そして向日葵は草なのに
あんなに長い茎をその期待の
芯でまっすぐに立てて、
顔を太陽の方に向けつづけ、
みんな、ただただ待ちわびているのではないか。
「来るはずのない 何か
巨きすぎるものを 切なく」
この曲は この問だけで了ってしまう 答えはなく。』

しかし作曲家は終曲に
答えを用意しているのです。

新たな気持ちで読んでいます。