今朝、頭にある詩が浮かびました。
『「いのちとは ただ
待ちぼうけの ことではないか
来るはずのない 何か
巨きすぎるものを 切なく
待ちわびることではないか」と始められる。
そして「水すまし」は水面で、
その待ちわびるものを
その待ちわびるものを
探し廻って、あの目眩。
「ジラフ」の頸は、それを
求めてあんなに長くなり、
「薔薇」は棘で、人は言葉で。
そして向日葵は草なのに
あんなに長い茎をその期待の
芯でまっすぐに立てて、
顔を太陽の方に向けつづけ、
みんな、ただただ待ちわびているのではないか。
「来るはずのない 何か
巨きすぎるものを 切なく」
この曲は この問だけで了ってしまう 答えはなく。』
しかし作曲家は終曲に
答えを用意しているのです。
新たな気持ちで読んでいます。