SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

音楽史上最高の天才?

2020-12-11 22:44:00 | 日記
音数の多い難しい作品を
上手く弾くことが出来ても
モ―ツァルトなどのシンプルな作品を弾くと
途端に下手になってしまう方があるのですが、
一見、とてもやさしく見える
モ―ツァルトの音楽には
快活さや喜び、エレガンス、
無邪気などがあると同時に
厳粛さや感情の激しさ、怒り哀しみなど
人間の持つあらゆる感情があり、
それらを誇張することなく、
センス良く演奏するのは至難の技なのです。

「ウィーン3羽烏」のお一人である
イェルク・デ―ムス氏の講座では演奏の秘密を
時折あかして下さったのですが
まさに目からうろこでした。

モ―ツァルトを美しく自由に弾くためには
彼のオペラや室内楽曲、協奏曲、
交響曲、宗教音楽、歌曲などを沢山聴いて味わうと
ピアノを弾く時に想像力が働いて
彼の音楽に共感できるようになり
もっと豊かな音で弾けるようになると
話して下さいました。
勉強することはとても楽しく心地良いのですが、
本物に近づくにはまだまだ遠いと感じています。