男だ。
清原和博。
彼がPL学園から甲子園に出ていた試合。
その幾つかにおいらも甲子園にいた。
スタンドですが。
売り子としてですが。 コーラにファンタ、スプライトはいかがっすかー。
スーパースターだった。
彼を見に球場に足を運んだ人も多かったろう。
そして、その魅力はプロに入って磨きがかかる。
ドラフトのゴタゴタ、桑田との確執。
これらは結果的に、彼の魅力のスパイスとなった。
当時の本人はタマランだろうけどね。
そして昨日の引退試合とセレモニー。
野球ファンならずとも、バファローズが贔屓でなくとも、グッと
来たと思う。
今の清原とか長淵とか、実はあんな感じのチンピラスタイル
は好きじゃない。
でも、彼には中身がある。
実績がある。
カリスマがある。
外面の云々を超えて訴え伝わるものが、魂を揺さぶるんだ。
かっこよかった。
杉内も男前だった。
我がタイガースの救援投手がやったヘマをしなかった。
全球ストレート勝負。番長が頭を下げたもんね。
ヒットになった球は、打ち易いようにコントロールされていた
ように見えたが、そんなの別にいい。
王監督が、金本が、イチローが、駆けつけるには訳がある。
意味があるんだ。
滅多にいないスーパースター。
野球が彼をスターにしたのは間違いない。
しかし、成績じゃないものがある。
野球を極めるのではなく、人を極める手段が野球だった、と
いうことなのだろう。
お疲れでした。
ほんま、おおきに。
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