変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




草津にしても万座にしても、まだまだ語り足りない。
でもまぁ、記憶を記録しておく、という意味ではとりあえず充分だろう。

ということで、今回は草津・万座以外の記憶を紐解いてみたいと思う。

有名順で行くと、筆頭はやはり「伊香保」になるのかな。
赤湯と透明のお湯があって、坂道が多くて、おいらの出身地に近かった
神戸の有馬温泉とちょっとかぶる。
残念ながら、伊香保には余りいい思い出が無い。少なくとも宿泊については。
結局は日帰り施設の「金太夫ベルツの湯」が一番好きかな。山頂の銭湯も味
はあるけど。
鉄臭いお湯ってのは好きなんだけど、何か全体的に温泉の魅力を出すことに
労を尽くす姿勢が感じられない地域、という印象を持っている。

好きなのは星野温泉。
数年前に日帰り専用施設もできたし。とんぼの湯。
ここの源泉は無色透明で、日本に多い弱アルカリ泉なんだけども、素晴らしい!
完全な源泉掛け流しで、鮮度も良さそうだ。今は取り壊されちゃったけど、以前
の本館のお風呂はもっと良かったと思う。消毒の差なのか鮮度の問題か。
兎に角、豊富な湯量を誇り、それを惜しげも無く注ぐお風呂はとてもよろしい。
隣接の高原教会も素敵だし。石造りの方で式を挙げようとしたこともあったっけ。
少し北に進んだ所にある「塩壺温泉ホテル」がお得。ひなびているけど、源泉は
同じはず。沸かしたり埋めたりする必要がない温度が、新鮮さを担保するのか。

草津の上がり湯、と銘打った温泉が多いのも群馬の特徴。それだけ草津のお湯が
強烈だってことなんだろう。上がり湯なんて習慣、知らない人もいたりして。
川原湯温泉もそんな一つだ。優しいお湯で、特筆すべきものは何も無い。近年ダム
に埋まるらしいが、標高が高い所に新しい源泉を見つけたらしく、水没後はそちらで
営業するようだ。
「高田屋」には砂風呂なんかもあるが、好きな人にはいいのかな。

あとは、「猿ヶ京温泉」は捨て難い。
お湯は普通といったところ。源泉掛け流しだろうことが伝わるので、充分に魅力的。
ひなびた温泉街そのもので、贅沢ではなく質素ではあるが、温かみがあったなぁ。
少なくとも「長生館」は。

その他の日帰り入浴施設にも幾つか行った気がする。
でも覚えてない。
つまり、記録する程でもないってことなのだろう。
水上と老神は今後の課題。遠からず入湯するだろう。

さて、そろそろ群馬を出て、次は何処にしようかなぁ。
場所じゃなくて、特徴縛りで記録してみようか。
う~む。


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基本的に無色透明なのである。
名湯草津と纏めてしまうことが多いが、草津には源泉がいっぱいある。
入浴に使用されているものだけでも幾つあるだろう。
おいらが入ったことがある源泉と特徴。
 源泉   湯の花  引泉施設の数  おいら好みの代表   
------- ------- ------------ ---------------------------------
・若乃湯  特多    極少        草津館
・白旗    多      少        奈良屋
・湯畑    普通     多        大阪屋、ビレッジ
・西の河原 少       少        草津ホテル、西の河原露天風呂
・万代鉱   極少    特多       ナウリゾート、草津温泉館
有名所では、地蔵と煮川に入ったことが無い。
いや、多分入ったことあるんだけど、覚えてない。
上二つの源泉の湯の花は本当に多くて、湯船に白く沈着している。
だから、遠目には白濁温泉に見えることもある。
しかし、繰り返すようだが基本的に無色透明なのである。

不思議なのは大滝の湯。有名な日帰り入浴施設だが、ここの露天風呂は
見事なまでに白濁。更に、ここの地下には「あわせ湯」という古来のお風呂
を再現させたものがあるが、これも白濁しているように見える。
場所から言って、湯畑かそれに類似した源泉のはずだが。。

もう一つの不思議がお土産で売っている入浴剤。長野の白骨温泉で使用
されていたとかで問題になった「草津ハップ」である。
これを入れるとお湯は瞬く間に白濁と化す。

そういえば、近所の健康ランドには「草津の湯」コーナーがあるが、あそこは
「草津ハップ」を入れているに違いない。あのお湯の白さ、硫黄の匂い。

何にせよ、草津のお湯が白濁しているというイメージができているのは何故?

唯一、白濁する要素はある。古いお湯。
湧出口から出て時間が経つと、温泉は酸化する。この過程で白くなることが
ある。これが白濁イメージ定着の理由だとすると、昔は草津にも酷い温泉が
いっぱいあったんだなぁ。
今は、温度を下げるために水で希薄している所はあっても、基本的に源泉
掛け流しを謳うに躊躇するところは少ないはず。

いやー、ダメだ。おいら、草津を語り出したら止まらねー。


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潜在する能力や機能を、最大限に発揮させるのはとても大切なことだと思う。
仕事上は、品質と費用と納期の満足レベルを高めるために。
私事的には、全ての事象に敬意と感謝の意を込めて、謙虚に。

難しいのは、発揮するものが目的と合致しなければ無意味だ、というところ。
特に不特定多数を相手にした場合は、人によって評価が分かれる。
多数派の支持が得られれば良いのだろうけども、
味気ない。
及第点獲得で本当に満足ですか?

そんな妥協主義が伺える温泉地がある。
万座温泉である。
おいらが知っている限りでの万座の浴槽の多くは、名湯を水で希薄している。
加水は温度を下げるためなのだろうが、源泉掛け流しを謳うことに問題は無い
そうだ。「源泉掛け流し」を謳う上で、最大のタブーは『循環』らしい。
後は、混ぜ物(入浴剤)、加温(沸かす)といったところかで、万座のお風呂の
多くは、どれもしていない。
より多くの人に気軽に万座の名湯を味わってもらいたい、という目的であれば、
これは妥協ではない。
鮮度が大切な温泉にあって、高温源泉を引く浴槽の温度を下げるには、相当
な投資が必要だ。広い浴槽を満たす湯量を確保するためにも然り。
それらはただちに宿泊費や入浴料に跳ね返るだろう。値段が高くても行ける
階層の人達に占有されてしまっては、それはそれで残念だ。

しかし、だ。
白濁硫黄泉の名湯をそのまま味わいたい人って、少数派なのだろうか?
万座の所謂「民宿」に泊まったことがある。そこのお風呂には源泉がそのまま
流れ込んでいた。露天も無いし設備もプアで浴槽も狭かったが、素晴らしい
お風呂だった。
系列ホテルの大露天風呂や、万座で最も有名なホテルの様々なお風呂、
これらが源泉だけで満たされていたら、、、と夢想するのはおいらだけか。

そんなわがままな客のために、「希薄」の事実をつまびらかにして欲しい。
どこにも書いていないのだ。

確かに、国立公園なので娯楽施設が作れないという制約もあり、難しいのかも
しれない。でも、経営努力が足りなくないか? 万座!
はっきり言って、値段の絶対値は今でも高いしシーズンによって差があり過ぎる。
食事も特筆すべきものは何もない。サービスも中の下くらい。
この内容でこの値段、もっと設備投資できるでしょう!
・・・と素人的には思うのだが。

過去に万座に立ち寄ったのは数回だし、泊まった宿も数える程。
なので、個人的且つ断片的な情報なのだろうが、とりあえず、このまま記録して
おこう。
再び訪れた時に、現在の認識に誤りが見つかったり、改善されてたりした場合
に加筆することにしよう。


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他の動物と比較してもしなくても良いのだが、人間の目というのは、とても
良くできている。性能もいいし、大切にされている。
人間の五感で、自らの意思で使用を放棄できる器官は、視覚くらいでは
なかろうか。目を瞑る、瞼を閉じる。
視覚への依存度の高さが、放棄する機能の有無で計れるというのは面白い。
音も匂いも、耳や鼻を閉じることはできない。嫌でも匂うし聞こえてしまう。
だからこそ、音や匂いに対するマナーは厳しいのだと思う。
味覚は・・・。口を閉じたり、食べない、という選択ができるなぁ。

まぁいいや。

おいらは温泉通だ。
自分ではそう思っている。余暇の過ごし方の一つ、という範囲の話だが。

色んな温泉に入ったもんだ。
最近は、訪れる地方毎にお気に入りの温泉があって、新規開拓は減って
きた。温泉との新たな出会いは、行ったことが無い地方に限られている。
とは言え、所詮は関東近県と、出身地である神戸周辺くらいの話。
他の地方については、数える程しか行ってない。
特に、おいらの温泉アンテナは、東北方面に照準している。行く機会が
少なかったので入った温泉と言えば、那須、鬼怒川、蔵王、裏磐梯くらいか。
・・・結構入ってるなぁ。
蔵王は評判負けしない素晴らしい温泉だった。うん。
残りの3箇所は、温泉目的で行くことはないだろうが、ついでがあれば
入るかな。
現在のターゲットは、鳴子温泉。きっとおいら好みに違いない。
もうちょっと暖かくなったら行ってみたいと思う。

あちこち行って色んな温泉に入って、基本的には批判の目ではなく、いい
処を見つける気持ちで来たつもりだ。
そんなおいらだが、どうしても受け入れられない、許せない傾向がある。
塩素である。
レジオネラ菌の事故が続いてから、塩素消毒する温泉地が増えたように思う。
古来からの名湯でも、安全のためと謳って憚らない。
塩素の匂いは、温泉気分を台無しにすると思う。
ここはプールですかって感じ。日帰り温泉ならしょうがない気もするが。
残念だ。
鼻にも蓋が付いていればよかったのに。

そんなこんなを含めて、今までに覚えた泉質の効能や良い入り方、場所毎
の特質等々、勿体無いから記録に残すことにしよう。

まずは、温泉宝庫である群馬の何処かから手掛けるとするか。


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