2008年F1開幕

今週は2008年F1が開幕しました。久しぶりにTV中継を見ました。F1開幕、もうそんな時期になったのですね。F1は年間を通して戦いますが、シーズンは春先から秋にかけて世界各地を転戦します。今年は年18戦を戦うそうです。

今年のレギュレーションの目玉はTCSの使用禁止、ECUの共有化だそうです。TCS は簡単に言うとトラクション・コントロール・システム、エンジンの回転数などからタイヤのホイールスピンを無くす装置です。ECU とはエンジン・コントロール・ユニットエンジンの一番良い状態を監視して燃料の噴射を制御するものだそうです。TCS が無くなったためドライバーはよりシビアなドライビングを迫られるようになったようです。

毎年F1の開幕戦はサバイバル戦になるのが常ですが、今年もそう言う雰囲気のレースでした。次から次へリタイヤが続出してセーフティーカーが導入されます。セーフティーカーが入ると今まであった各車の間隔が一気に無くなり、スリリングなレースになります。確かにスリリングになりますが、レースとしてなんだか違うような気がします。せっかくマージンを稼いだドライバーは何のために走ってきたのか分からないように思えます。もっとも、先頭と最後が間延びしたレースはつまらないですがね。

久しぶりにF1を見た感想は、クラッシュ、リタイヤが続出し過ぎて大味でした。中にはちゃんと規則を守る事の出来ないドライバーもいて、本当にフォーミュラーなのと思ってしまいました。確かにドライバーもチームも最高の技術で戦っているのはひしひしと伝わってきましたが、商業主義が先行しているような。ドライバーも質が違ったものになっているような・・・。うーん、何かが足りない。そんな感じの開幕戦でした。何でしょうね。