昨日の続きです。
ちなみに、
前回載せていた四つの盤ですが、
ユーチューブをよく見ましたら、
年盤二黒土星中宮ではなく、
六白金星中宮のものになっていましたので、
改めて差し替えて載せておりますので、
ご了承ください。
で、これは占断内容を何も聞かなくて、
その盤から読み取って、
問題と答え、そして解決法を探り出そうという試みです。
なかなかむずかしいです。
それでも、
糸口を見つけようというのですが、
ヒントになるのは、
私の場合、
時刻盤と日盤、そしてそれらの坎宮です。
相談者はなにも良い話があるから、
聞いてほしいと思って、占者の方に行くわけではありません。
何か困ったことがあって、
その問題の解決のために、
おいでになるわけですから、
やはり、悩みごとの部屋である「坎宮」に入る星、
それを手掛かりにするのが常套だと見ますね。
時刻盤では、坎宮に九紫火星、
日盤では、三碧木星が入って、
時刻盤には三碧木星が暗剣殺のあおりを受けております。
ですから、
何かトラブルが起きたと予想出来ます。
そして年盤を見れば、
七赤金星が五黄土星の暗剣殺となっています。
これらを総合すると、
やはり、金銭の損失というのが浮上してきますね。
契約書とかの文書の問題で、
困ったことが起きたと考えられないでしょうか?
“自分の不注意から失敗・損失を招くのである”
という暗示が出てくると同時に、
“大事は退いて進むな、小事は急速に進んで成就する”
という暗示も出てきます。
また、盗難・詐欺の暗示もあるわけです。
これは利きますね。
このあたりが問題の急所ではないでしょうか?
この辺に何か問題がありそうですね。
で、
結局、四盤掛けに、艮宮に入って七赤金星掛かり。
土生金の大吉となって、
問題は大事には至らないように見えますので、
それはよかったよかったということです。
総括的にもう一度、問題を考えてみます。
改めて申しますならば、
これは意外に、みなさんお考えになられていないようですが、
その日においでになる方の悩み事・相談事は、
「坎宮」に入る九星をたよりに、
問題を探ることが常識ではないでしょうか。
そこで、
その日盤の坎宮に入る星を確認しますと、
三碧木星が入っております。
では、
その三碧木星の暗示するものは何でしょうか?
まず、
二黒土星の人と言えば、
主婦とか妻とか、肉体労働者とか、
他に、
会社役員であれば、専務、助役、不動産業者など。
これが中年の女性であるならば、
夫のことか、または自分の長男の問題、
または、跡継ぎ問題とか・・・。
そういうことを前提にして、
その坎宮に入った三碧木星の暗示をとらえるのです。
そして、
日盤中宮に七赤金星が入っているうえに、
時刻盤に本命星である二黒土星には、
一番掛けに六白金星が掛かっていることから、
妊婦と考えても良いわけですが、
私は、不動産業者を採用しました。
でこの場合、
三碧木星は、新規事業とか驚愕や、トラブルなどの暗示と採ります。
また、
再出発などの暗示も出てまいります。
六白金星は証券とか株、手形などが浮かびます。
それらを総合して、
私は不動産業者だと推察したわけです。
他の人を採っても良いのですが、
私は今回は不動産業者としました。
そして、
一番掛けに、二黒土星が震宮に入って、
六白金星が掛かりました。
そして、
土生金で大吉となります。
これは困ったことではないようです。
何か事業上のことでしょう。
そして、
二盤掛けに、離宮に入って一白水星が掛かってきております。
これは問題ですね。土剋水の大凶です。
ここに来て、
大きな問題が浮上してきたわけです。
それも、
火に入った水の暗示ですから、
ちょっと困ったことになっているようです。
離宮は九紫火星の定位ですから、
九紫火星の暗示するものが出てくるわけですね。
九紫火星と言えば、
文書とか、印章、証券、手形、債券など、
そして、火災、火の難、公難など。
火と水がぶつかると、これは少し問題ですね。
で、
ここにトラブルが暗示されているわけですね。
そして、
三盤掛け、年盤に二黒土星は坎宮に入っており、
日盤の三碧木星へと掛かってきております。
(つづく)