(写真:ハノイ郊外の田園風景)
ベトナムで考える、日本との今後
短い時間でしたが成長するベトナムを肌で感じることが出来ました。フランスやアメリカ等の大国支配からの脱却を果たし、21世紀の成長に向けて2007年にWTOに150番目の国として加盟しました。一人当たりのGDPが約1000ドルで経済成長率は6.23%、物価上昇率に至っては22.9%とアジアで成長を果たした他の国々と同様に発展ゆえに不安定な経済状況が数字になって表れています。ベトナムの大きな特徴は親日的な考えを持っている方が非常に多く、若い人材が豊富である事が上げられます。そして、手先の器用さと自ら想像して物を作る能力を有しています(PCV訪問時の説明)。
現在日本は少子高齢化の中にあり、農業などの一次産業の分野や看護や介護の分野、モノづくりの現場である中小企業での人材の不足が現実の問題として起こっています。日本政府が行っています「海外研修生制度」などの活用により日本の技術と経験をベトナムの若い世代に継承し、自国の発展の為に活用できると思います。
また、今回環境問題でも日本の先進的な技術の提供が急務と感じました。また、ハノイと福岡の直行便の設定など沢山の課題と要望を預かって来ました。幸い私の所属委員会の中には国際交流という管轄もあるのできちんと検証していきたいと思います。
おまけ・・
現地滞在中に数名の福岡出身者に会う事ができました。ホテルのコンシェルジェやレストランの店長、視察先の従業員などなど。
沢山の福岡県人(賢人)がアジアでいっぱい頑張っていました。