責任の取り方は人それぞれです。
一概には言えませんが、今回の安倍首相の続投に関しては疑問が残ります。昨日の記者会見では、次のような発言をしていました「国民の厳しい審判を厳格に、真摯に受け止め、反省すべきは反省しながら、そして謙虚に、改革、国づくりに向かって責任を果たしていく」 発言の内容そのものはすごく説得力があって、文書の才能がある方だと思います。しかし、実は国民の意思を上辺だけで受け止めて、魂ここに在らずって感じがしました。要するに、今回の結果は安倍総理対する国民からの不信任であるにも関わらず、その重要性を認識していない。もしかしたら、一般国民の持つこの怒りをなんとも思っていないかもしれません。
「安倍総理と小沢代表のどちらが総理にふさわしいか?」国民に問うと言った発言はなんだったのでしょうか。
総理の続投に対する国民の疑問と不振は今後長く続くことでしょうが、今の経済状態などを考えると、早急に斬新な対応が必要だと思います。小泉+安倍政権のこの6年間はいったいどんな時代だったのでしょうか?あの、小泉フィーバーは何だったのでしょうか?格差の拡がった社会をどうして行くのか?今すぐ、やらなければならない事が山積みなのです。政治的な空白はもはや許されません。
現在の衆議院は3分の2は与党ですが、それは小泉総理時代の選挙での結果です。今回参議院選挙は安倍総理最初の通常国政選挙での初審判でした。その結果を受けて、それでも、続投すると言うのであれば、出来るだけ早い時期に衆議院の解散・総選挙で有権者の審判を受けることが常識ある大人の政治家の対応だと思います。
また、我が民主党の責任も非常に重いものだと言うことを心に刻まなくてはいけません。まだ、参議院で第一党になっただけですが、近い将来必ず政権交代が現実のものとなります。来るべきその時に向けて政策を打ち出し、国民全般からの信頼を得なくてはなりません。
今回の選挙の結果で、衆議院で可決された法案が送付されても、参議院で否決や修正が可能です。野党が参議院に法案を提出、可決して衆議院に送付し、政府を揺さぶる事も可能となります。総理や閣僚の問責決議案を可決することも可能となります。しかし、繰り返しになりますが国政の混迷は許されません。
今の民主党は驕ることなく、次の政権に向けて地盤を改めて固めて行かなくてはならないと思います。詰め将棋の様に慎重に且つ大胆に効果のある戦略をしていかなくては。
民主党の福岡県2区選挙区の衆議院議員の候補者も早急に決めなくてはなりません。
昨日の土用の丑の日のうなぎはとてもおいしかったです。みなさんも夏バテご注意下しさい。