海外視察5日目
朝の交通ラッシュは想像以上のものがあります。ジャカルタ市内から郊外へ100km、時間にして2時間半を費やして「アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)」に到着しました。
トヨタやホンダ、日産、三菱、ダイハツ等の日本メーカーはなぜ今インドネシアを目指しているのか。日系自動車メーカー各社シェア9割超と市場をほぼ独占するインドネシアの社会。その中でシェアNO1を占めるダイハツ工場を視察
しました。
インドネシアの自動車市場は2011年にタイ国を抜きASEAN最大に達し、2013年に123万台に達しています。2億5千万人の人口を鑑みれば将来は世界でトップ水準とんる400万台規模への成長が可能となる有望な市場だからです。合わせて、チャイナリスクコントロールし、成長を維持させるためには日本メーカーは戦略的にASEAN地域の事業を育成し、地域リスクをうまく分散させる必要が生じたこともあります。
人を育てるという日本のお家芸がここインドネシアでも着実に成長していました。機械が止まっているときにはほうきを持った従業員が機械ラインを清掃していました。インドネシア人気質からは考えられない事だとのこと。
日本の「カイゼン」という言葉と同様にこれらの気持が徐々に育っていることを感じました。
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海外視察4日目
昨日、首都ジャカルタから飛行機で1時間20分、ジャワ島中部南岸に位置するジョグジャカルタに移動しました。
今日は現地の看護学校を訪問しEPAでの看護師、介護士の皆さんと意見交換をさせて頂きました。
日本とインドネシア、フィリピン及びベトナムとの間で締結された経済連携協定(EPA)に基づきインドネシア人・フィリピン人・ベトナム人看護師・介護福祉士候補者の受入れが開始しました。
インドネシアからの受入れは平成20年度、フィリピンからの受入れは平成21年度、ベトナムからの受入れは平成26年度からそれぞれ行っております。
EPAで来日する外国人介護士たちは、日本で仕事を始めて3年後に国家試験を受験し、一回で合格しなければ帰国が義務づけられていました。現在はある程度の点数を取った受験生に限って翌年の再チャレンジも認められたが、日本語での試験は外国人にとって難関となっています。
今回の意見交換の中でも日本語での試験の困難さなど問題も多く聞かせて頂きました。厚生労働省のEPAに対する思いと日本の現状には大きな乖離があります。
日本語を学んで試験に合格できずに帰国した少女の話にはこの制度の問題点が浮き彫りとなりました。今後も若い優秀な人材の奪い合いが各国で発生する事が予想されます。日本憧れをもつ東南アジアの若き力を日本に呼び寄せる新たなプログラムの開発が急務であると思いました。
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アセアン本部
Assciation of South-EastAsian Nations(通称ASEAN)本部を訪問しました。
東南アジア10カ国から構成されるアセアンと日本は30年以上に渡りアジア地域の平和お安定、発展と繁栄のために協力を築いてきました。
地域協力としてのASEANはGDPなどの面ではEUやNAFAに及びませんが、5億7千万人を越える人口規模では上回っています。また、過去10年間に高い経済成長をみせており、今後世界の開かれた成長センターとなる潜在力が
世界各国から注目されています。
日本は最大のODA供与国として社会インフラ整備から遺跡の修復まで幅広い分野で協力してきました。
ASEANは2015年までに「政治・安全保障共同体」、「経済共同体」「社会文化共同体」の3本柱からなる「ASEAN共同体」の実現を目指しています。
当初は2020年の実現を目標としていましたが、インドや中国とのグローバル競争を意識して生きない統合を加速化させました。日本は連結性強化に向けたASEANの努力を全面的に支援しています。
yasukawa
福岡県北九州市に本社がある安川電機の現地法人YASUKAWAインドネシアを訪問しました。
2014年にジャカルタ市内にロボットセンターを開設しロボットの普及に力を注いでいます。延床面積は1400㎡で2フロアーで構成されています。顧客にロボットの操作・補修サービス提供しています。
豊富な天然資源を背景としてた経済成長が見込まれるインドネシアにおいて現地での自動化ニーズが高い自動車・二輪車・建設機械・食品・医療品・化粧品などの市場に向けて各種ロボットソリューションの提案力の強化を図っています。
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早朝からコーランの声を音楽で目が覚めました。赤道に近いせいか日差しが異常に強く感じます。
今日は実質視察初日、JETOOジャカルタ、日系会計士、日系弁護士、アセアン本部を訪問しました。
JETOROジャカルタ
JETOROジャカルタ事務所の岡部次長等から「インドネシアの現状と将来像」について意見交換をさせて頂きました。人口2億5千万人(世界第4位)、国土面積191万k㎡(世界16位)、名目GDP8885億ドル(世界16位)、
一人当たりGDP3531ドルで東南アジアの大国となっています。この中で特に個人の収入が3000ドルを超えたことはモータリゼーション化(車社会の到来)となり更なる収入の増加が見込まれています。
日系企業の進出は616社でその大部分がジャワ島に集中しています。日系の工業団地は市内の東部に集中し丸紅や住友、双日や伊藤忠が団地を造成し販売しています。しかし、最大の問題点はモータリゼーションによる交通渋滞の慢性化であり、インフラの整備が今後の課題です。
2020年には人口の7割が中間層となるこの国の潜在力の高さが伺えます。
日系会計士&弁護士
インドネシアで日系会計士と弁護士(津田弁護士)から現地の様々な話を聞かせて頂きました。特に「インドネシアへの日本企業進出にあたっての法務上の課題と対策」では立法上の問題として情報取得の困難性や突然の法令改正、法令間不整合、あいまいな条項などがあげられました。
行政の問題点では法令を無視した恣意的な運用、担当者によって異なる運用などが。司法の問題では信頼性に欠ける司法判断、裁判官の腐敗(贈収賄)が行われている実態があげられました。
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福岡電力総連定期大会
九州電力労組とそのグループ会社で構成される「福岡電力総連第35回定時大会」が開催され、島連合福岡会長と共に組織内議員としてご挨拶をさせて頂きました。会場には沢山の方が集まり、皆さんの熱い視線を壇上から感じました。
統一自治体議員選挙の報告や6月定例県議会の報告、安全保障関連法案などについてしゃべらせて頂きました。
今季インターン生面談
毎年2度2か月間、事務所にインターン生を招いて社会経験をしていますがこの夏期のインターン生との面談を事務所で行いました。今回、引率してくれたのが先の2か月間事務所でインターンを経験した真子さんです。2名共に後輩である西南学院大学の2年生です。来月から2か月間一緒に過ごす事になります。この2か月が二人の将来にとって役に立つ時間になる事を願っています。またブログやFBでご報告させて頂きます。
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