まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

お父ちゃんお母ちゃん、ただいま!@ 居酒屋ふるかわ(佐賀)

2023-11-06 06:48:20 | 日本酒を飲む @ 西日本

いつも、「佐賀は第二の故郷」って言うわたし。

こんなに日本酒が好きになったきっかけが、初めて行った佐賀の酒蔵。
その酒蔵に連れて行ってくれたのが、居酒屋ふるかわ のお父ちゃんとお母ちゃんなのだ。
もう今から20年くらい前!

私以上にふるかわさんを慕う、東京のお店「さくら」の店長と一緒だったというのもあったけど、日本酒のことなんて何も知らなかったヒヨッコな私と同期親友Y子ちゃんを、キャンピングカーに乗っけて、佐賀のあちこちに連れて行ってくれたっけ。

酒蔵だけじゃなく、有明海、柳川の市場、吉野ヶ里遺跡などなど…
あと、お父ちゃんたちの畑も楽しかったな(笑)。

お父ちゃんと一緒の酒蔵巡りでは、蔵元さんがほんっと、お父ちゃんを信頼しているんだなぁってのが側から見ててもよくわかった。


いつも会いに帰りたいと思えど、家庭を持つと、なかなかそういうわけにもいかないけど、なんとか今年も来れたぞー!

ずいぶん廃れた界隈みたいに見えるけど、20年前から同じような感じです(笑)。
それでも20年前はキャバクラっぽいお店も活気があったけど、なんだか今、というか、特にコロナ後はそういうお店が減った感じはある。。。


まだ外が明るいうちに、入っちゃいまーす。



お父ちゃん、お母ちゃん、ただいまー!!

変わらないこのカウンター大好き!


ずらっと並ぶ大皿料理の野菜は、ふるかわさんの畑のものばかり。


お客さんが入ったすぐは、お父ちゃんは料理に忙しいので厨房に入っちゃうけど、カウンターでは、いつもお母ちゃんが、後ろのセラーから日本酒を出してくれて、大皿料理も食べたいのを食べさせてくれる。


カウンターだけじゃなく、小上がりもあって、8人まではOK ↓


この日は、先輩たちと6人だから、小上がりになるであろうと踏んで、私1人、宿が違うのを良いことに、30分くらい、フライングして来ちゃった(笑)!

みんな揃うと、小上がりで盛り上がっちゃうから(それがいいんだけどね)、その前に、お母ちゃんとお父ちゃんとお喋りしたかったんだ。

むふふ、フライング一人飲みはカウンターで。


初めて、ここで エーデルピルス を飲んだ時は、ほんっとに衝撃を受けたのを今でも覚えてる。



先輩たちが揃ったら、やっぱり「あ!テメー、先に飲んでやがる」って突っ込まれました(笑)、てへ。

乾杯は、やっぱりいつもの あわ雪天山 大吟醸


お母ちゃん、お猪口に注ぐの上手なんだよな〜。
いつも表面張力ギリギリ(笑)、お口からお迎えに行きます。

ちなみに、このお酒は、佐賀の 天山酒造、東京だったら「七田」の銘柄の方が流通してるかな?その蔵元さんが、ふるかわさんのために醸している、特別うまい大吟醸
↑のラベルにも、見えづらいけど「居酒屋ふるかわ 特別注文」って表記されてます。

天山って言ったら、佐賀ではかなり大手の地酒酒蔵さん。
その蔵元さんが慕ってるくらい、ってことで、佐賀において、ふるかわさんがどれだけ大きな存在か、ちょっとは分かるでしょうか。


ここで、今回初めてお会いした先輩夫婦に聞いてみた。
「体質的に飲めないんですか?それともちょびっとなら飲めるとか?」

後者とな

お2人とも、小さなグラスビール一杯くらいでダウンしちゃうみたいだけど、日本酒も舐めるくらいなら大丈夫みたい。

奥さんが、「このあわ雪天山、ちょっと飲んでみたいなー」って興味を示してくれたので、「飲もう飲もう🎵」と、飲めるみんなで大喜び(笑)!


まずは、前菜。

バイ貝、サザエ、イカの煮物、キンカン&ヒモ。
写真にはないけど、お母ちゃんの畑の茄子の煮浸しも、おいし〜。


しばらくすると、お父ちゃんが刺し盛りを出してくれました!

中央にあるエビは、有明海の芝エビ!
〆てない生の鯖に、お皿の右端にあるのがその鯖のタタキ。
小さいけど、アワビもね。
焼き霜はタイで、アジにクラゲ、イカ、イナダだったかな?!

何気に、お母ちゃんの畑の、茗荷の甘酢漬けがうんまーい!


お造りを楽しんでると、お父ちゃんが厨房からでっかい肉塊を持って出てきました!

うわお! 佐賀牛 だ!!

いつも、ふるかわさんでは料理はお任せなのだけど、わざわざ仕入れてくれてるんだろうな。


「カットした、これを使うからね〜。」by お父ちゃん


わおー!
ツヤッツヤ!な 佐賀牛タタキ

口の中に入れるだけでとろける〜。
すっごいサシが入ってるから、味付けは塩胡椒だけ、脂の自然な甘みがすごい。

でも、これで満足するなかれ。

お母ちゃんの畑の玉ねぎスライスに自家製ドレッシングをかけたのと、このタタキと一緒に食べるのが、またうまーいのだ!


お酒はお母ちゃんに全てお任せ。

基峰鶴 純米大吟醸


山の壽


肥前蔵心


基峰鶴  雄町生




中盤は、お父ちゃんの天ぷらタイム。

お母ちゃんの畑の茗荷の天ぷら、サックサクでおいし〜。


続いて、イカの天ぷら 。すっごい柔らかい。



佐賀牛第二弾 も出てきた!ほんのり炙ってある。これもウマイ。


お父ちゃん特製!超分厚いだし巻き卵 は、炒めて甘くなった玉ねぎ入りでーす。



天吹酒造の杜氏、日下さんが醸す 日下無双
この瓶の赤さ、すごいまぶしい(笑)。


松浦一 に 五橋


お母ちゃんお任せで、もっと飲んだと思うんだけど、ワイワイ楽しくていっぱい撮り忘れてると思う。


そして、最後の〆は 豪快な 五島の手延べうどん


ここに来ないと食べられない佐賀の美味しいもんが、いーっぱい!
佐賀駅前は開発されて、おしゃれなお店がいっぱいできたかもしれないけど、いまだに駅前の観光案内所では「佐賀の美味しいものを食べたいなら、ふるかわさんが絶対に安心」って言ってくれてるんだって^^

ほんっと美味しくて楽しくて、もうこの一晩がずっと続けばいいのに、って思っちゃう。
でもきっと、1年に1回来るかこれないか、そして必ずお別れがあるから、一つひとつを大事に食べて飲んで、お喋りしてるから、すっごい充実するんだろうな。
久しぶりに会えた先輩とも一緒に飲めて、思い出すと目頭熱くなっちゃう。


お父ちゃんお母ちゃん、今年もありがとうございました^^

実は、今年は5月と7月に入院したそうで、一時は閉店まで考えたんだそう。
その時は、佐賀中の蔵元が大騒ぎで心配したんだとか。

元気になってよかった!とはいえ、年も年…
ほんとにいつお店を閉められるか分からないから、みんなと「毎年来なきゃね」なんて話も。
また来年、来ますよー!

【居酒屋ふるかわ】
佐賀県佐賀市愛敬町3-7 一番街 2F
0952-26-6380
日祝定休
17:00〜23:00


【以前行った日記】
2022/7/13 7年ぶり!息子と相方を置いて佐賀へ
2015/11/11 息子と一緒に
2013/4/10 最高の佐賀ん酒
2008/1/24 第二の故郷
2005/12/19 ちょっくら佐賀へ
2005/3/26 3月はくっつぉこの刺身がうまい

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佐賀ん酒応援団 しめなわ & ... | トップ | 最高の蕎麦前タイム @ 蕎麦切... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (庄助)
2023-11-06 10:07:09
前奏が終わって、本命の1に”到ちゃこ”しましたね。^^

愛情あふれる記事です、別の宿でよかったですね。お父ちゃんとお母ちゃんの独占タイムをもてて。
愛溢れるブログです。^^

いつもながら食べ物もお酒も素晴らしいですね!6月に唐津には行ったんですが、今度、北西部九州の遺跡巡りに合わせて行ってみたいです、お元気なうちに。
返信する
■庄助さん (まき子)
2023-11-06 16:00:25
前奏が長〜くて、お待たせしました!

ふるかわのお父ちゃん、お母ちゃんのこと、ふるかわさんのこと、書きながらいつも心温かくなってます。

それに、再会した先輩とはなんと15年ぶりくらいだったんですよ〜!
なかなか東京に行けないから、ほんとに貴重な再会でした。

九州の北西部の遺跡巡り、いいですね!
吉野ヶ里遺跡も含まれてます…?
ぜひぜひ、ふるかわさんに行ってみてください^^
一応、営業されてるか事前に確認するのが無難かと思います。
返信する

コメントを投稿

日本酒を飲む @ 西日本」カテゴリの最新記事