またまた、昨年の日記ですみません。
なんか、カメラを持った折の初々しい気持ちが思い出されて。
さて、今夜の句会。
「父の日」で佳句をいただきました。
父の日と薔薇の花のゆかりに付いてこんな記事を目にしたので
それを踏まえて書いてみました。
「母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花は薔薇。ソノラ・スマート・ドッドが、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたからとされている。1910年の最初の祝典の際には、YMCAの青年が、父を讃えるために、父が健在の者は赤いバラ、亡くなった者は白いバラを身につけたと伝えられる
私には二人の父がいました。
実父と養父。
どちらにも恩を感じ、どちらにも親不孝の最たる者であったと今更ジローのmakoでありまする^^;
句にして父のことを書くのがせめてもの「お父さんありがとう」。
今回の句は実父のことを書いてみました。
薔薇よりもお酒の似合う父だと言うことを17文字で。
養父のことを書いた入選句でこんな句がありました。
『病床の父の見てゐる燕の子 名村早智子 選』
ついでに、過去の入選句で二人の父に登場して貰っています。
・ ふんばって生きてきた父あめんぼう 実父
・ 扇風機水戸黄門を父と見る 養父
・ 鬼灯を見によるだけの父の家 実父
・ 秋時雨もう少しだけ父とゐる 実父
・ 振り返る父の眼鏡に春の雲 養父
・ 出刃を研ぐ父の鼻歌初鰹 実父
・ ステテコの怪談話終りけり 実父
・ 父の日に父怒らせてしまひけり 実父
・ 父の日の父にお酒の匂ひかな 実父
・ ステッキに父の名を入れ敬老日 実父
・ 干草の匂ひの父の肩を揉む 実父
・ 縁側に大根干して父逝けり 実父
・ 春炬燵父の肌着を温めけり 養父
・ 冬帽をはたいて父の仕事終ふ 養父
・ 父の来て案山にラジオ掛けにけり 実父
・ 父あらば湯加減問ひし初湯かな 実父
・ 父見舞ふ母が夏帯締めて行く 養父
・ 厨事父に教はる夏休み 実父
・ ちゃんちゃんこ父の匂ひの薄れけり 養父
・ 冬支度父に厚手の下着買ふ 実養父
・ 泪目の父に背を向け焚火かな 実父
・ 父の独楽一番長く回りけり 実父
・ 不揃ひの鮎を父より貰ひけり 実父
・ 夏めくや投網干さるる父の家 実父
・ 父の日の父に早寝をしてもらふ 実父
・ 初めての父との旅行明け易し 実父
・ 母のゐて父の自然薯擂り上がる 実父
・ 父に似せ母の作りし案山子かな 実父
・ 父母の笑ふ声する障子かな 実父母
・ 花札を父に教はる春炬燵 実父
・ 梨食へば風が入るなり父の家 実父
・ 寒紅を引きてもやはり父似かな 実父
こうしてみると入選100句の中でその三分の一は父に登場して貰っていることが判明しました。
でも・・
不公平にならないように養父のことをもっと書いておきたいと気が付いた次第です。
私は恵まれていますね、二人も父がいたんですものね^^v
「お父さん、ありがとう」。