makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

梨買いに

2020-08-20 | 日記

♪♪・・・梨食へば風が入るなり父の家       角川俳句・星野高士   選

     この句、 柿食へば鐘がなるなり法隆寺    正岡子規  の句をパロディー化(良い意味でです)して作った句。決してふざけた句ではないつもり。ダメ元で投稿した句を星野選者先生が採ってくださった。星野さんはユーモアの或る方のようにお見受けしているので、と意図してのことだった。父の晩年の家は小高い丘の上にあって、涼風が吹き抜けることもあって、扇風機さえも要らないということもあったよう。そんな話をしながら父には薄めに梨を向いて食べて貰った記憶。

昨日は、何年振りかな、山城の梨園に行ってきた。初回は2014年の8月21だった。たまたまネットでヒットしたのが始まり。

木板の1枚看板が印象的だったので、今回も色々或る中で、ここだ!と決めたことだった。2014年にはカメラを持って行ったようだ。今ではスマホで十分撮れるけど。と言っても今年はスマホで撮ることもなく。

コロナのこともあり、どんな状態なのか、また、今の時期は「幸水」が出ているハズだけど、どんな状態なのかを前もって尋ねてからにしたのだった。

そしたら、申し訳なさそうに、今年は地方発送などは25日以降になります。なので、今は傷があったりの2級品などが店頭にあるのはあるのですが・・。いえいえ、それでいいんです、普段に家で食べるものが欲しいのですが。確か、一枚板に屋号が書かれていたと記憶しているのですが。

ということで、馳せることに。「1枚板の看板のこと覚えてくださっていてありがとうございました」とおっしゃいました。上の写真のようには並べられていなくて、昨日は袋詰めにされたものが長いテーブルの上に5、6袋はあったでしょうか。その中から選びました。

不揃いで実り具合もまちまちですが、ここの梨は、下手なスーパーよりも美味しいのを知っています。もっと言えば、先日に弟から貰った梨は美味しいのは美味しいのでしたが、酷がないような。甘さがあっさりしていたと言うか。いえいえ、決して文句を言ってる訳ではなく、ですよ。

で、もっと凄いのは、びっくりしました。お会計の¥1、200×3袋を済ましている間に奥様がその袋の中にボンボン、梨を入れてくださっているのです 

で、更にこう言われたのです。

「奥さん、まことに失礼なことですが、この箱の中のものも貰っていただけませんか^^?」と。え?でも、今、余分に袋に入れてくださっていたので、それで十分です!「いえいえ、このままでは廃棄処分になるばかりなんです。ほんとに、失礼なことですが、この袋に入るだけ入れてください、お願いします! 」やませさんの奥様は今しがた買ったばかりの袋より更に大きな袋を持って見えて   「「奥さん、梨はどのように召し上がられますか?「そうですね~そのままが一番美味しいですが、例えば、メロンに生ハムのように、梨に生ハムを巻いてもいいですよね♪」「ええ、それもいいですね、私は豚の生姜焼きのたれの中に擦ってドレッシングのようにかけて食べます」と。「ああ、それいいですね~♪早速やってみますね」「ありがとうございます」と言いながら詰めることにしました。その時、別のお客さんがいらして、3、4人の家族でお得意さんのようです。「進物用に・・なんちゃらかんちゃら」と。「25日~なんちゃらかんちゃらと」

その間に、お言葉に甘えてこんなにいただいてきました^^;   ^^;

トレーの前にあるのは、先に奥様がおまけに入れてくださったもの。トレーのものは私が箱の中にあるものを上から順番に手にとっていただいたもの。買ったg数より多いがね   ^^;

で、買ったものは、これこれしかじかのものだけど、ということで団子たちに、弟にも。形は悪いけど、味は格段上だよ。

残りは、ジャムに作る積り。今夜は、「やませ」さんの奥様がおっしゃっていたように、豚生姜焼きのタレに擦りいれていただいてみましょう。梨の生ハム巻きも。

あ、そうそ、めっちゃ重いので2回に分けて運ぼうとしたら、バイトの若い男子の子が車まで全部持って運んでくださいました。「息子さんですか?」と尋ねると「今年初めて手伝いに来ているんです」とのこと。「ありがとう、頑張ってね」と。奥様のご親切にも感謝しつつ後にしたことだった。甘い梨なのは言うまでもありません。剥いている間に手がベタベタに^^v

         

              べたべたの手となり梨を剥きにけり        mako