産後クライシス

子供を産んで育てるということは、この世の中のどんな仕事より大変な仕事です。
大変だけれども、この世の中のどんな仕事よりも最も幸せな仕事でもあるのです。

しかしその道のりは決して平坦ではなく、激しい棘の道が待ち受けています。
その道を一つひとつ乗り越えていかなくてはなりません。
その道は一人では、あまりに過酷です。
二人で助け合って協力し合っていくからこそ乗り越えていける道なのです。

だから結婚するのです。
だから二人で歩むのです。
だから二人で助け合うのです。
だから二人で生きていくのです。

一人では乗り越えていけないことも二人なら乗り越えていけるのです。

世の中の男たちは小さな子供を育てるということが、どれほど大変かをわかっていません。
産む以前の生活に比べて、5倍10倍？くらいに思っています。
だから以前よりも倍以上協力して頑張っているご主人は自分でよくやっていると思っています。
しかし出産した後の大変さは想像をはるかに越えているのです。

その大変さはこの世のものとは思えません。
未だかつて経験したことのない試練が休みなく襲ってくるのです。

自分のことなど一時も考える時間はないのです。

今まで自分中心だった思考回路がぶっ飛んでしまうのです。

自分がどこかにぶっ飛んでしまうのです。

この同じ次元にこんな世界が存在するのかと、母親になったばかりの女の人は面食らいます。
ある程度覚悟はしていたものの、あまりの想定外に思考がぶっ飛んでしまうのです。

この想定外は5倍10倍というしろものではありません。
この想定外は100倍以上はあろうかというしろものなのです。
そんな世界に出産後の女性はいるのだということを、男性は理解しようとして下さい。
理解出来なくても、理解しようとして下さい。
そして出来る限りの協力をして下さい。

子供は二人で育てていくものです。
一人では、あまりにも大変なのです。
二人でやっても大変なのです。

この人生で最も大変な時期!
出産直後から3歳までをどう乗り越えていくかで、その後の夫婦のあり方が決まってしまいます。
この間に主人が大変さを理解し協力し、共に子育てをしてくれたなら、その後の夫婦関係も良好に行きます。
しかしこの最も大変なこの時期に、大変さを理解し、協力してくれない旦那に対しては、一生恨みが残ります。
消しても消せない恨みが残るのです。

世の男性はこのことをよくよく理解して、次元の違う大変なことに臨んでいる奥さんをいたわり、助けてあげて下さい。

この時期母親以外の何者でもない奥さんにとって、ご主人の優しさと協力が何よりの支えとなるのですから。

これからもずっとずっと仲のいい夫婦でおれるように、惜しみない理解と協力を！

二人で共に助け合って乗り越えて下さい。



　
(○´∀｀○)





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