小学校受験の準備と言えば、「ペーパー学習だ!」と、どんな方も思われますね。私のように、必要最低限のペーパーしかしない、という主義であっても、やっぱりペーパー学習をするには、それなりの意味があるからです ペーパーは、小学校の算数の計算ドリル、ではありません。計算ドリル、というものは、「とにかく計算をたくさんして、計算力をつける」というものですね。ですから、「たくさんする」ということに意味があります。
しかし、小学校受験におけるペーパーは、あくまでも「物事を考える媒体」なのです。それを理解していますか?
たとえば、基本中の基本、数を数えるというペーパーで考えてみましょう
「絵を見てください。そこには、何個のアメがありますか?その数を数えて、下の□の中に、赤のクレヨンで〇を描いてください。〇は重ならないように、そして、〇は□の箱の中からはみださないように描きましょう」
子ども達は、テスターが話された問題を聞き、ここで複数のことを理解しなくてはなりません。
数を数える
赤のクレヨンを使う
あった数を〇であらわす
〇を重ねて描いてはいけない
□の中に、〇をすべて描かなければいけない
おわかりでしょうか?ペーパーとは「出された問題を理解する力」も問われているのです。つまり「聞いて、理解し、それを求められた通りに表現する力」です。
ですから、もし自宅学習をする時に、何の問題も出さず、子どもに5枚のペーパーを渡して・・・
「いいわね、〇ちゃん これ、しっかりやるのよ。ママはアイロンがけをしないといけないから。数、間違っちゃだめよ」
と言ってキュっと睨んで、その後はほったらかして問題をさせたとしたら???
これでは、ママは、小学校受験で「数を数える」というペーパーを出題する学校側の意図は「半分程度」しか理解できていない、ということです
確かに、「数を正確に数えられる力」を求められています。でも、「それだけではない」ということです。それを忘れてはいけません
たとえば。
同じペーパーを渡されたとしましょう。問題が出されます。ほぼ、同じように出題されます。でも、ほんの一部分が違ったとしたら?
「そこにあるアメの数はいくつでしょう?下の□には、そこにあったアメの数よりも1個少ない数の×を描いてください」
だとしたら?どれだけの子どもが、正確に聞き取り、正答を描けるでしょうか?
理解を深めさせる、という意図で、たくさんのペーパーをすることは意味のあることですね でも、ただ機械的にできるようになっていくだけでは、実際に求められる「さまざまな力」には対応はできません
現在の子ども達の「日本語力」は非常に低下しています。
出された問題を、100%聞き取り、それを理解し、回答をする力・・・言語力が低下している子ども達にとっては、親が思っている以上にむずかしいのです
数を正確に数えられたとしても、問題をしっかりと聞けないという理由で、正答できないことは多々あります。
家庭学習をする時には、そういうことも念頭に置き、出題の言葉を替えたり、問題そのものを違うものにしたりしながら、子どもの言語力、日本語力を高め、聞く力を育ててあげることは急務です。是非ぜひ、そのことを忘れないでいてください
このブログの他の、お役立ちホームページのご紹介
幼児教室マナーズ http://www.madoka-manners.com/ リニューアルされました
まどか先生の親と子の相談室 http://www.manners-sodan.com/
0歳からの小学校受験 http://www.madoka-smile.com/
働くママ・ワーキングマザーの小学校受験 http://www.hataraku-mama.com/
まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」
小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです
しかし、小学校受験におけるペーパーは、あくまでも「物事を考える媒体」なのです。それを理解していますか?
たとえば、基本中の基本、数を数えるというペーパーで考えてみましょう
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子ども達は、テスターが話された問題を聞き、ここで複数のことを理解しなくてはなりません。
数を数える
赤のクレヨンを使う
あった数を〇であらわす
〇を重ねて描いてはいけない
□の中に、〇をすべて描かなければいけない
おわかりでしょうか?ペーパーとは「出された問題を理解する力」も問われているのです。つまり「聞いて、理解し、それを求められた通りに表現する力」です。
ですから、もし自宅学習をする時に、何の問題も出さず、子どもに5枚のペーパーを渡して・・・
「いいわね、〇ちゃん これ、しっかりやるのよ。ママはアイロンがけをしないといけないから。数、間違っちゃだめよ」
と言ってキュっと睨んで、その後はほったらかして問題をさせたとしたら???
これでは、ママは、小学校受験で「数を数える」というペーパーを出題する学校側の意図は「半分程度」しか理解できていない、ということです
確かに、「数を正確に数えられる力」を求められています。でも、「それだけではない」ということです。それを忘れてはいけません
たとえば。
同じペーパーを渡されたとしましょう。問題が出されます。ほぼ、同じように出題されます。でも、ほんの一部分が違ったとしたら?
「そこにあるアメの数はいくつでしょう?下の□には、そこにあったアメの数よりも1個少ない数の×を描いてください」
だとしたら?どれだけの子どもが、正確に聞き取り、正答を描けるでしょうか?
理解を深めさせる、という意図で、たくさんのペーパーをすることは意味のあることですね でも、ただ機械的にできるようになっていくだけでは、実際に求められる「さまざまな力」には対応はできません
現在の子ども達の「日本語力」は非常に低下しています。
出された問題を、100%聞き取り、それを理解し、回答をする力・・・言語力が低下している子ども達にとっては、親が思っている以上にむずかしいのです
数を正確に数えられたとしても、問題をしっかりと聞けないという理由で、正答できないことは多々あります。
家庭学習をする時には、そういうことも念頭に置き、出題の言葉を替えたり、問題そのものを違うものにしたりしながら、子どもの言語力、日本語力を高め、聞く力を育ててあげることは急務です。是非ぜひ、そのことを忘れないでいてください
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