小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 - 母親の不安、イライラは伝染します!

2014年09月03日 | お受験ママへのアドバイス
 10月から始まる首都圏の私立小学校受験。神奈川県では出願も始まりました。早い学校では、今月の半ばから親子面接も始まります。

 ああ・・・もうダメだ 間に合う気がしない 何度言っても同じことを間違う ごあいさつをきちんとしない 本人には自覚がない ああ、私は気が狂いそう 夫は私の不安を理解してくれない 夫は受験に協力的じゃない etc. etc.

 今まで、ご相談にみえた方々の声であり、メールをくださるママ達のつぶやきであり・・・考査まで2カ月を切ったこの時期、お母様達の不安やイライラは、むしろ考査直前の時期よりも、もっと急激に高まります
 それはなぜなのか、ご自分の気持ちを分析したことはありますか?

 小学校受験をする多くのご家庭では、年長児の夏休みは「夏期講習」や「夏休み特訓」等、長期の休みを利用した特別の企画に参加されます。経済的にも、時間的にも非常に負担は大きく、心の中では「大変だわ・・・」と嘆いているのですが、でも、実際には、もっと別のプラスの意識が働いているのです。
 それはね・・・こんなお気持ちです。
  これだけの投資をしたんだもの、がんばらなきゃ 
  こんなに親子でがんばってるんだから、きっと成果は大きいわよ 
  9月になると、ああ、いよいよだわ 

 ・・・とか。
不思議な昂揚感、興奮、やる気、のようなもので突っ走ります。
でも、そんな夏が終わり、普通の生活に戻ると・・・急に現実が目の前に現れてくる。何となく、カウントダウンの時計の秒針の音だけが聞こえるような気がするのです 違うでしょうか?
 私はこれを、秘かに「ママの9月病」と呼んでいます

 子ども達はね、理不尽なリードによって自己を否定されたり、ダメージを受けるような暴言で傷つけられたり、本当の意味での肉体的な疲労困憊さえなければ、必ず「やったこと、経験したことは、何らかのプラス」にしているものです
 でも、「そんなことはない うちの子の場合は、ちっともやってきたことが身に付いていない」と思われるならば、たぶん、それは親が勝手に「理想の我が子」をイメージし、様々な投資によって、その「見返り」を求めた・・・だけだと私は思います。

 「理想の我が子」論議は、また別の機会にするとして・・・
とにかく 確かに、これから考査までの2カ月間は、非常に大きな意味を持つ、大事な時期です。この時期にグーンと伸びる子もいれば、この時期にダメになっていく子も少なくありません。
 決して大袈裟ではなく この時期の子どもの「心の平安」は、親にかかっています。心が平安な子どもは、受験を糧にして成長していきますが、心が荒み、不安な子ども達は、悪循環を生んでしまうものです

 ママの笑顔、家庭の穏やかな空気が、子どもにとっての最高、最良の環境です
お母さんの不安やイライラは、そのままで子どもに伝染します。それは、あっという間ですよ

 この22年の間に、ほんの数回ですが「まどかせんせい、わたし、せんせいの おうちで せんせいと いっしょに すみたい! ママは おこってばかり。おうちに かえりたくない・・・ ママは わらわないの・・・」と言われたことがあります。
 想像してみてください 愛する我が子が「あなたを拒否している」ことを・・・こんなに悲しいことはありません

 お母様の不安やイライラは、必ず子ども達に伝染します。何度も書きますが、ママの笑顔が最高の環境です

                  

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