小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 - 受験に理解ある小児科医、歯科医を!

2016年09月22日 | お受験ママへのアドバイス
 本題の「受験に理解のある小児科医、歯科医を!」のお話の前に、ご忠告をひとつ
 9月に入って出願が始まると、ママ達から笑顔が消え、気づけば「鬼ババア」の形相だったり・・・能面の「増女」のような表情になっていたり・・・
 どうぞ、ママ達はこれから先、無事に受験が終わるまで、頻繁にあちこちで鏡に自分の顔を映してください そして、ハッとするような顔をしていたら、無理にでも笑顔をつくること ママの笑顔が、子どもにとっての最強、最良の環境、ですからね そのことを、絶対に忘れてはいけません。

 さて。
今日のアドバイス、それは「小学校受験に理解のある小児科医、歯科医」を見つけましょうです。

 どういうこと?と思われるかもしれませんね。
大抵、幼い子どもを持つご家庭では、かかりつけの小児科があるはず、です。予防接種も、風邪を引いた時も、そのドクターのお世話になり、いつも適切な指示やアドバイスをいただいて、とても信頼している・・・ こういうご家庭がほとんどでしょう

 しかし。
そのドクターは、小学校受験について、お詳しいでしょうか?
みなさまがどれほどの思いを持って受験に向かい、どんな準備をし、子ども達もどれほど一生懸命にがんばっているかを、十分に理解できる方ですか?

 なぜこんなことを書くのか?
じつは、受験を目前に控えた時、小児科受診をしたら・・・
 「明日は面接?そんなの無理に決まってるでしょう
 「考査がある?誰の?何言ってるの。この熱で行けるわけがない
等々、あっさり言い捨てられ、全く「何とかしてやろう」という思いは微塵も感じられず、むしろ弱っている我が子に辛く当たる「鬼の親」「常軌を逸した変な親」扱いされた・・・

 渦中にいるみなさまには、ほとんどその意識はないことと思いますが、「小学校受験という世界」そのものが、ほぼ首都圏と地方の大都市にしか存在しない世界です。
 大阪や名古屋、福岡であっても、首都圏の私立小学校、国立小学校の数とは比べ物になりません。
 ですから、「小学校受験を経験している家庭」というものは、地方には存在しえないもの、なのですね。

 みなさまのかかりつけ医がどんなにご優秀な小児科医であったとしても、そのドクターが地方のご出身で、首都圏の私立小学校の世界については不案内で、白紙に近い知識しかなかったとしたら・・・
 面接の前日、考査の前日に「何とか明日、面接(考査)を受けられる手立てはないだろうか?」と神様に祈る思いでドクターの元に駆け込んだお父様、お母様の思いを理解するのは難しいでしょう。
 
 高熱で赤い顔をし、ぐったりしている我が子だけれど、何とか面接、考査に連れて行こう、連れていきたい、と思っていたとしても、私はみなさまが鬼の親、常軌を逸した変な親だとは思いません。
 なぜならば、私はその世界の中にいるから、です。

 どうぞ、何とか「ご自身が私立小学校出身」とか「我が子を私立小学校に通わせている、通わせていた」という小児科医を探しておきましょう。
 歯科医も同じこと。急に歯が痛いと言われることもありますね。歯痛に関しては、子ども本人ではなく、お父様やお母様が面接に向かい、極度の緊張で親知らずが痛みだす・・・こんなこともあるのですよ。

 備えあれば憂いなし、です。

 もちろん、何の心配もなく、元気に面接や考査に臨めるのがベストですが、万が一の時に途方にくれなくても良いようにしておくのが親の務めです。
 必死に直前講習に行き、毎日のように怒鳴るママであるよりも、こういう「人事を尽くす」ことをしておくことが、どれほど大事であるかを、十分に理解していて欲しものです。

             

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