小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 - 「慣れさせる」のではなく、「考える習慣」を

2018年03月12日 | お受験ママへのアドバイス
 小学校受験準備=ペーパー学習、と考えておられるご家庭がほとんどです。
そして、「うちの子は、ペーパーが得意だから安心」「うちの子は、ペーパーが苦手だから心配」という考え方に直結してしまい、どんどんと本質から離れたところで傲慢になったり、卑屈になったりする親がどんなに多いことか・・・ 私は、そういう現状を心から残念に思っています

 本来、ペーパーとは「考える力を養うための一つの手段」です。
それがどういう内容であっても、目の前のペーパーを注意深く見て、出題される言葉をよく聞き、「考え」なければなりません そのためにあるのです。
 しかし、現在はたくさんの枚数のペーパーをさせることによって、それぞれの問題を「解くことに慣れ」させ、考えて解くというよりも、慣れによって出来るようにする・・・そういう準備をする親が主流になっています。これでは、本末転倒、だと思いませんか?

 ペーパー学習でも、工作でも、絵でも、「慣れた子」はすぐにわかります
なぜならば、その子には「新鮮な驚き」や「あって不思議ではない不安さ」や「わかった!という喜び」の表情が見られないから、です
 「あー、知ってる」「やったことある」「すぐにわかる」そんなことをしたり顔で言っている子の表情は大人びて、時には高飛車で、少なくとも豊かな表情ではありません。

 学校が求めている力は「慣れて、出来る力」ではなく、「一生懸命に考える姿勢」であり、「わからなくてもくさらず、諦めず、一生懸命に考え続ける姿勢」です。

 以前、こんなことがありました。
毛糸や折り紙、クレヨン、糊やホッチキス、セロハンテープなどを使い、工作をさせた時のこと。課題を出すと、子ども達は口々に「なーんかいも、やったことある~」と言い、やっつけ仕事のように課題に向かいました。
 そして、たった2㎝程度の色紙を台紙に張るために、ビビーッと10㎝近いセロテープを出して、切って・・・「もったいないことをしちゃったあ」という様子もなく、ワクワクと次はどんなふうに、何をしようか?と考える様子もなく、とにかく、「ここにあるものを使って、作ればいいんでしょ?はいはい」的な空気感・・・どんな素敵なものにしようか?と考えている様子はなく・・・ルーティン的な時間が過ぎていきました。
 私は悲しかったです・・・

 あなたは、どんなふうに感じますか?

 「幼児教室マナーズ」のホームページが新しくなりました。 是非一度、ご覧ください。 

 

まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」

小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです