小学校受験を終え、ホッとされているご家庭、諸々の縛りから解放されて自由を満喫されているご家庭。いえいえ、まだまだ考査中、これから国立小学校の考査が始まるというご家庭。毎日、静かに祈る思いで繰り上がりをお待ちになっているご家庭、もおいでになるでしょう。
とにかく、この時期は「いろいろな状況下のご家庭」が、今までとかわらぬ顔で暮らしていらっしゃいます。
私は、是非ぜひ、そのことをあらためて感じて欲しい、考えて欲しい、と、いつもこの時期になると思います
この一つ前のブログ「小学校受験 - 合否をぺらぺらと子どもに話さない」では、ご家庭の「品位、品格」という面でお話をいたしました。
今回は、そういう面ではなく「先取り教育」「就学前の準備」に関して、少しお話をしたいと思います。
私が常に考えていること、それは「学びとは、ワクワクすること」ということです。こういう「ワクワク」の感情は子ども達だけのものではなく、私達大人でも「初めて見るもの」「初めて知ること」には高揚感がありませんか?
「わあ、すご~い」「きゃー、見て見て見て」こんな目を見開き、耳をダンボにし、誰かに言いたくなる・・・そんな興奮です。
小学校に入学すること。それは、すべての子ども達にとって「小学校1年生」として、長い長い学びの期間のスタート、なのですね。
これは、中学、高校、大学入学とは、全く意味の違うものだと思えてなりません。
たとえば、長い準備期間の末、中学受験に挑み、それを乗り越えての中学入学。たくさんの誘惑に打ち勝ち、手にする高校入学。泣きたいほど頑張った予備校での時間を経て、勝ち取った大学入学。すべてが尊い事実です。しかし、すでに「勉強する」ということに対して、それぞれの思いを持っているこういう入学とは違い、小学校への入学は、子ども達みーんなが「学校が始まるー」「小学生になるんだ」というキラキラした思いの中で迎えるもの
だからこそ、入学後には、たくさんの「ワクワク」や「驚き」があって然るべき・・・そうは思われませんか?
よく小学校の先生方が苦笑の面持ちでおっしゃいます。「あー、これ知ってるー」「これかんた~ん、できるもん」「こんなの、みーんなやったことあっる~」こんな子ども達の言葉を聞くと、とても残念だ、と
転ばぬ先の杖、と言いますね。
今の親達は、我が子が辛い思いをしないように、悲しい思いをしないように、と、事前に万全の体制を取られます。もちろん、それはとても大切なこと、です。今の世の中、たくさんの「危険」がありますから、様々な場面を想定し、いろいろな「杖」を準備するお気持ちはよく理解できます
しかし、「うちの子は、ひらがな、カナカナなんてすでに完璧に書けます!文字もスラスラと読めます!」という就学前準備や先取り家庭教育が、我が子の「子どもらしいワクワク感」を失わせ、学びの意欲を削ぐことにならないように
準備をし、両手を広げて入学を楽しみに待っていてくださった1年生の担任の先生の「あーあ」とならないように
是非、考えてみてください。
「幼児教室マナーズ」のホームページが新しくなりました。 是非一度、ご覧ください。
とにかく、この時期は「いろいろな状況下のご家庭」が、今までとかわらぬ顔で暮らしていらっしゃいます。
私は、是非ぜひ、そのことをあらためて感じて欲しい、考えて欲しい、と、いつもこの時期になると思います
この一つ前のブログ「小学校受験 - 合否をぺらぺらと子どもに話さない」では、ご家庭の「品位、品格」という面でお話をいたしました。
今回は、そういう面ではなく「先取り教育」「就学前の準備」に関して、少しお話をしたいと思います。
私が常に考えていること、それは「学びとは、ワクワクすること」ということです。こういう「ワクワク」の感情は子ども達だけのものではなく、私達大人でも「初めて見るもの」「初めて知ること」には高揚感がありませんか?
「わあ、すご~い」「きゃー、見て見て見て」こんな目を見開き、耳をダンボにし、誰かに言いたくなる・・・そんな興奮です。
小学校に入学すること。それは、すべての子ども達にとって「小学校1年生」として、長い長い学びの期間のスタート、なのですね。
これは、中学、高校、大学入学とは、全く意味の違うものだと思えてなりません。
たとえば、長い準備期間の末、中学受験に挑み、それを乗り越えての中学入学。たくさんの誘惑に打ち勝ち、手にする高校入学。泣きたいほど頑張った予備校での時間を経て、勝ち取った大学入学。すべてが尊い事実です。しかし、すでに「勉強する」ということに対して、それぞれの思いを持っているこういう入学とは違い、小学校への入学は、子ども達みーんなが「学校が始まるー」「小学生になるんだ」というキラキラした思いの中で迎えるもの
だからこそ、入学後には、たくさんの「ワクワク」や「驚き」があって然るべき・・・そうは思われませんか?
よく小学校の先生方が苦笑の面持ちでおっしゃいます。「あー、これ知ってるー」「これかんた~ん、できるもん」「こんなの、みーんなやったことあっる~」こんな子ども達の言葉を聞くと、とても残念だ、と
転ばぬ先の杖、と言いますね。
今の親達は、我が子が辛い思いをしないように、悲しい思いをしないように、と、事前に万全の体制を取られます。もちろん、それはとても大切なこと、です。今の世の中、たくさんの「危険」がありますから、様々な場面を想定し、いろいろな「杖」を準備するお気持ちはよく理解できます
しかし、「うちの子は、ひらがな、カナカナなんてすでに完璧に書けます!文字もスラスラと読めます!」という就学前準備や先取り家庭教育が、我が子の「子どもらしいワクワク感」を失わせ、学びの意欲を削ぐことにならないように
準備をし、両手を広げて入学を楽しみに待っていてくださった1年生の担任の先生の「あーあ」とならないように
是非、考えてみてください。
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