小学校受験 ママのモヤモヤ飛んでけー!

お受験という造語の中で揺れるママ達。小学校受験指導、20余年間の経験から、ズバリ!悩めるママ達に真のアドバイスを。

小学校受験 ― 私立小学校に何を求めるのか?

2020年08月28日 | お受験ママへのアドバイス
私立小学校に何を求めるのか?

 私がこの「小学校受験、ママのモヤモヤ飛んでけー!」のブログを始めたのは2006年の6月でした。それから何と、14年の歳月が流れていたなんて… 当の本人の私も驚きです。
 その年に小学校受験に臨まれたお子様は、今年、新成人?大人の仲間入りをするのでしょうか。私の教室でも、昨年、初めて結婚第一号!となる卒業生のお嬢さんがおいでになりました。美しい花嫁姿・・・私は大感動でした。
 立派なお医者様になられたそのお嬢さんが、私のクラスではにかみながら、車好きのパパと休日に出かけたお話を一生懸命に「あのね・・・あのね・・・」と話してくれていたことを、今でもはっきりと思い出せます。
 そのお嬢さんにとっての小学校とは、どんな時代で、幼い心にどんな影響を与えた6年間だったのか?そのお嬢さんのご両親は、小学校の6年間に何を求められ、今、十数年前の小学校時代を思い返し、それが想像通りの豊かな6年間だったのか?
 今、このブログを読んでくださっているご両親の目の前には、まだまだ幼い坊ちゃん、お嬢さんがおいでになることでしょう。その目の前の我が子が十数年間の学校生活を終え、お父様お母様の元を巣立っていく日など、きっと想像も出来ないでしょうね。
 しかし。今日の日は明日につながり、明日はあさってに、一月後に、1年後に、5年後に、10年後につながり、立派に巣立っていかれる日につながっています。

 時代はすっかり変わってしまいました。
2020年の年明けには、当たり前に来ると思っていた東京オリンピックが延期となり、マスクは暮らしの必需品となり、外食や旅行は「かなり憚られる特別な機会」となっています。
 小中高を問わず、世の中の「学校」は教育の在り方を模索し、ベストを目指しつつも「ベター」を積み重ねていくことで新たなベストを見つけ、そこに向かって努力されているようです。

 私立校である限り、入学試験という選抜がなければ新入生は誕生しません。一つ前のブログでは、コロナ禍にある今だからこそ、粛々と家庭力に磨きをかけること、とお伝えしました。
 しかし、コロナの時代に我が子が就学の時期を迎えることになったからこそ、是非、あらためて考えてみてください。
 「何を私立小学校に求めているのか?」ということを。

 少人数での手厚い、目の行き届いた教育を求めるのでしょうか?
ネイティブスピーカーによる外国語教育を求めるのでしょうか?
熾烈な中学受験を回避するための小学校受験でしょうか?

  少人数の手厚い教育であれば、今時は超都心の公立小学校のほうが、1クラスの人数が少ない場合が多くあります。
  現在は、多くの公立小学校で、ネイティブスピーカーによる英語教育が盛んです。
 一部の公立校では、小中の一貫校も出てきています。
 それでも、私立小学校受験を!とお考えになるのであれば、あらためてご両親でしっかりと考え、お二人で答えを出してみてください。

 コロナという厄介な災難は、思わぬ形で、「当たり前のように歩き続けていた人の足を止めさせ、考える時間を与える」ことになりました。これを幸いなチャンスと捉えて「なぜ我が子に私立小学校で学ばせたいのか?」を考えてみませんか?

 

まどか先生の教室「幼児教室マナーズ」

小学校受験は、子どもが大きく成長するまたとないチャンスです。
知識の詰込み、繰り返す訓練、長時間の強要・・・そんな親子共に苦しい準備を「うれしくはないけれど、それが正しい準備」などと、ある意味での諦めの境地で取り組む受験準備ではなく、子ども自身の頭で考え、判断し、行動できる力「人間力」を育てる受験準備。それが、幼児教室マナーズが27年間実践し、成果をあげてきた「まどか先生メソッド」です。小学校に入学した後も、親子共にいつでも相談に帰っていける場所、それが幼児教室マナーズです