【ジュネーブモーターショー09】ジウジアーロ、
MAX300km/hのハイブリッドスポーツ提案
3月8日配信 レスポンス
ジョルジェット・ジウジアーロ氏が率いるイタルデザインとFrazer-Nash社は、ジュネーブモーターショーで『Namir』を発表した。0-100km/h加速3.5秒、最高速300km/h超、燃費39km/リットルというハイブリッドスポーツのコンセプトカーだ。
ハイブリッドシステムはシボレー『ボルト』などと同じシリーズ方式で、エンジンは充電専用、基本はモーターのみで走行するEVだ。フロントに2、リアに2の合計4個のモーターは、トータル出力370psを誇る。2次電池は定格電圧400Vのリチウムイオンバッテリーで、バッテリー残量が少なくなると、リアに置かれた充電専用の814ccロータリーエンジンが始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。
シャシーはイタルデザインが設計したカーボンファイバーモノコック。ボディは軽量なアルミやカーボン製で車重は1450kgに仕上げられた。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン、ブレーキはブレンボ、タイヤサイズは前245/40ZR20、後ろ275/40ZR20。前後2個ずつのモーターが発生する強力なパワーは電気式トランスミッションを介して4輪へ伝達され、加速3.5秒、最高速300km/hオーバーというスーパーカーの領域へ足を踏み入れる。
ハイブリッドならではの環境性能は驚きのレベル。燃費は39km/リットル、CO2排出量は60g/kmを達成。「世界最速で最もエコなハイブリッド」との説明も納得できる。ガソリンタンクの容量は50リットルなので、計算上は約2000kmを無給油で走行できることになる。
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ジウジアーロ氏っていまだ現役だったんですね今年で71歳。
映画「Back to the Future」に登場した車「デローリアン DMC12」も彼のデザイン。
いすゞ「117クーペ」もそうだし数え上げればキリが無いです。それにしてもこの車、
0-100km/h加速3.5秒、最高速300km/hオーバー、そのくせ燃費は39km/リットルと
世界最速で環境性能にも優れたハイブリッド仕様。すごいですね~。
で、実際に電気モーターってのは速いらしいです。以前、TVで三菱の開発した電気自動車と
ポルシェで0-100km/hやってましたが遥かに三菱が速かった。これからの車は動力装置を
モーターにするのが当たり前の時代になるんでしょうね。あとは更に効率の良いバッテリー
が開発されれば、それとコスト。価格がこなれてこないと普及しませんからね。
それにしても日米両国の自動車業界と違って欧州のメーカーは元気そうですね