YUKARI note

大好きな建築をしながら過ごす日々

新羽田国際空港

2010-10-22 | 建築
昨日は、新羽田国際空港が、ついにOPENしましたね。

ガラス部分が多く、昨日の様な曇り空でも、結構明るいという事、
わかりやすい導線になっているという事をいくつかのニュースでコメントされていました。
一度建物を実際に見てみたいです。

国内線第1ターミナルJALラウンジのデザイン監修をしたNAP建築設計事務所。
中村拓志さんが率いる設計事務所です。

数年前に、初めて中村さんを知ったのは、NHKの『トップランナー』。
雑誌記事ではなかなか感じ取れない、素の中村さんや、実際の仕事の仕方、
中村さんの持つ「話の間」を感じ、もちろんいくつかの作品も見て、
それ以来、NAPのHPは、『お気に入り』に登録されています。



これは、2007年に出版された中村さんの『恋する建築』(ASCII)です。
1974年生まれ。・・・・私も頑張ろうと思ったのを覚えています。

今では、たくさんの有名な建築を建てています。雑誌にもよく取り上げられています。



去年の夏、岡山に、その中村さんが、講演に来られたました。
初めて会う『会いたい建築家』です。

その時、サインと握手をしてもらいました。主人も一緒に行く予定だったのですが、
仕事で当日いけなくなり、一緒に写真とまでは無理でした。

中村さんの周りの空気は、とても静かで、柔らかく、
水の中から物音を聞いている様な、何かに包まれた空気が流れているみたいな印象を受けました。
でも、とても情熱を感じます。静かな情熱です。

中村さんの数多い作品の中には、たくさん魅力的な所があります。
中でも、「木」に対する姿勢は、とても共感のできるものです。
みどりをとても大切に扱っています。

良く「どんな住宅を建てられますか(得意?)」と聞かれるのですが、
私は、いつも答えに困ってしまいます。

でも、どの計画をみても言えるのは、
家を計画する時には、自然と、みどり(庭の木)の事を考えている自分がいます。
ここから、みどりが見たいなとか。この庭には、こんな木が欲しいなとか。

岡山の講演の最後に、質問コーナーがありました。

「基本計画の段階で、これでもかって位に悩んで、決まったプランでも、
 確認申請を出した後に、変更とかされる事とかあるのでしょうか。」と素朴な質問をしてみました。

「お施主さまにとっても、施工業者さんにとっても、よくない事なのですが、変更する事もあります。」
と言った内容の話を申し訳なさそうに、中村さんが答えてくれました。

どんなに、すごい建築家でも、いつでも、何度でも、悩むのですね。

その中で、「変更すると言う事が、お施主さんにも業者さんにも、迷惑をかけてしまう。」
という謙虚な気持ちのあるコメントが、中村さんらしいなと思いました。



今日は、金曜日ですね。今日も、1日がんばろう



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