昨日、今週末の楽しみに予定していた藤本壮介さんの講演会に行ってきました。
偶然にも、先日買った建築雑誌Casaの表紙の住宅を設計された方です。
ちょうど、その設計時のクライアントさんとのやり取りも、今回、聞けました。
内容的には、専門的に偏っていますので、割愛させていただきますが、
お話の中で、印象的な言葉が、「楽しそうでしょう。」「森的な」という言葉でした。
基本的には、「対」になるものを組み合わせたり、同じものから「対」になるものを見つけ出したりしながら、
形ある建築物を、形はありながら、ゆらいだり、にじんだものにしていけないか、
という考えが基本になっている様に、私は解釈しました。
面白かったです。とても。
ステージは全く違えども、常に、建築をしながら、建築に何ができるかを考えながら、
前に進む大切さを教えて頂きました。
私には、残念ながら、藤本さんの様に、世界で活躍できるステージは、
今の所用意されていない様に、思われますので
(笑って頂く所です。決して、鼻で笑わないで下さい。)
今、目の前の設計させて頂ける住宅で、
目一杯力を出し切る事に、頑張りたいなと本気で思いました。
今回も、自分に課せている最後の質問コーナーでの質疑も1つ、
見せて頂いた設計の中の、武蔵野美大の図書館の設備照明に関して
気になった事を質問させていただきました。
とても、丁寧に回答いただきました。
そこの照明計画は、スカイツリーの照明デザイナーの方とのこと。よく一緒にお仕事をされる様です。
講演の中にも、ごろごろと著名な建築家の方達との交流の様子が出てくるので、
やっぱり、雑誌の中の建築家というのは、実在するのだなと、
あたり前の事を考えていました。
計画が、切羽詰り、もしかして、今回の講演を諦めるか…と、
その日の午前中まで、設計をしながら、本気で悩んでいたのですが、行って良かったと思いました。
松村建築設計事務所HP →http://www.matsumura-architecturaloffice.jp/
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