ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

ぐー。

2024-08-14 21:27:33 | 家族
虹の橋を渡って、もう家の中で姿が見えないことには慣れた。
それでも暑さが厳しい時間や、急な雨が降ると、ぐーを心配している自分がいる。
土の中にいるのは抜け殻なのに。


火曜日は職場の公休なので、ぐーの絵を描いた。
誰からも顧みられない薄汚れた野良猫だったぐー。
でもほんとはとても魅力的な可愛い猫だったのだ。
今は描いた絵を机の上に飾って、毎日眺めている。
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旅立って行った。

2024-08-03 16:59:08 | 家族
昨日の朝。
すでに虫の息で、仕事を終えて帰るまでにはもう死んでしまっているだろうと、後ろ髪をひかれる思いで、出勤した。


覚悟して帰宅したら、ぐーのお腹が小さく動いている。
耳を当てると、弱いけれど規則的に心臓も動いている。
待っていてくれた。
手を握ると、かすかに顏をあげて起き上がろうとする。



8日以上食べていないのに、心臓は動いていて。
なかなか楽になれない様子を見守るのは辛かった。

3時間後。
ついに呼吸苦が訪れた。
数分後、次第に鼓動が弱くなり、その後ゆっくり止まった。


生きていた頃出来なかった爪切りをして、口の中も見てみると、歯は数本しか残っていなかった。
一体何歳だったのだろう。玩具にも何にも興味を持たず、ただ静かに過ごしていた猫。仔猫時代はどんなふうだったのだろう。
ずっと過酷な暮らしの中で生きてきたのかな。
骨を拾う代わりに、ひげと毛を少しだけ切り取って、一晩一緒に過ごした。


そして今日。
早朝、紫のタオルでそっとくるんで庭に埋葬する。
他の猫の遺骨と一緒に。
土をかけるとき、苦しくないだろうかと一瞬躊躇するが、よく考えてみれば、火葬場で点火のスイッチを押させられる瞬間だって、同じような気持ちになるのだ。



「おばさん、そこにあるのは僕の外側だけだよ。もう僕はそこにいないから大丈夫だよ。短い間いだったけど、飼いネコにしてくれてありがとうね。」
ぐーの声が聞こえたような気がして、空を見上げると、朝6時だというのに、真夏の太陽がすでに照りつけている。


ぐー。
どんなにしんどくても、最後まで自分の力でトイレに行ったね。泣きもわめきもせずに、静かに旅立って行った。その強さ、私も見習うよ。
ありがとうね。
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父の日!

2024-06-03 21:53:03 | 家族
ちょっと早い父の日の贈り物が長女から。
父・・・・・はいないので、母である私に。

やったー!
高級ゼリーだ。
お得すぎる。
ありがとうね!
(^O^)/

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長女の誕生日。

2024-05-30 18:16:38 | 家族
お誕生日おめでとう。

今日は長女の誕生日。
40歳になる。
信じられない気がするが、私自身がこうして定年を迎えているのだから、当たり前なのだ。
出来る限りのことをして成長を見守ってきたつもりだが、十分ではなかったと思う。
そんな母に対して、今やその何倍もの手助けをして常に気遣ってくれる娘。
それが心苦しい。



誕生日を直接祝えるなら、娘が好きなものを沢山作りたい。花とケーキも用意して。
でも残念ながら遠く離れている。



この一年を健康で。夫婦二人でずっと仲良く暮らしてほしい。
そう願うしかない。
(娘のパートナーが手作りケーキで祝ってくれるとのこと!)



それから母は神様にお礼を言おう。
今日のこの日を迎えさせてもらってありがとうございます。
娘を授けてくださってありがとうございます。と。




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みい、譲渡会へ。

2024-05-26 20:34:02 | 家族
阿蘇の保護団体が主催している譲渡会に参加させてもらった。
結論から言えば、里親探しは難しいことがわかった。


そこには怪我や病気をしている犬猫の他に、一歳以上の猫が沢山収容されていた。
皆、慣れているのか人間が来てもケージの中でじっとしておとなしい。
里親になってくれる人を何年も待っているけれど、なかなか里親は現れないのだそうだ。
特に今は赤ちゃんラッシュなので、なおさらだそう。


そこでボランティアをしている67歳の女性とお話をする機会があった。
その人も私と同じように一人暮らしなのだが、猫2匹と犬1匹を飼っており、自分の万が一の時にはこの施設で終生飼育をしてもらうため500万程度準備しているとのことだった。

疲れ果ててキャリーケースの中で寝ているみいとの帰り道、色々なことを考えた。
私にはあの女性のようなお金はないし、高額な医療費を際限なく使うことも出来ない。

すべての生き物が、生まれる時や場所を選べないように、命に縁がある者とそうでない者がある。
みいの荒い性格が、ラムちゃんやぐーの病気を表面化させるのではないかとピリピリしていたけれど、もうそんなふうにストレスを抱えて猫と暮らすのはやめようと心に決めた。

安全な寝床の確保と水や食べものの心配をしなくてすむ環境。これだけでも十分に猫たちは幸せだと信じたい。
医療的ケアも可能な範囲でしていけばいい。

たまたま縁あって私の家にやってきた猫たち。
寿命が尽きるその日まで一緒に穏やかに暮らしていけたらいいな。


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