ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

「ペスト」  著者:カミュ  訳:宮崎嶺雄

2020-05-23 20:38:17 | 
天災というものは人間の尺度とは一致しない、したがって天災は非現実的なもの、やがて過ぎ去る悪夢だと考えられる。ところが、天災は必ずしも過ぎ去らないし、悪夢から悪夢へ、人間のほうが過ぎ去って行くことになり、それもヒューマニストたちがまず第一にということになるのは、彼らは自分で用心というものをしなかったからである。わが市民たちも人並み以上に不心得だったわけではなく、謙虚な心構えを忘れていたというだけのことであって、自分たちにとって、すべてはまだ可能であると考えていたわけであるが、それはつまり天災は起こりえないとみなすことであった。

新型コロナが始まった頃には、この本は手に入らなかった。感染症への恐怖の中で何かしらの手がかりになるものがほしいと、多くの人が考えたからだろう。
いつの時代にあっても、人間の行動や政府の対応というものは、同じような道をたどるものだなと思う。沢山の人が亡くなり都市が封鎖されたあとには経済がめちゃくちゃになることも、貧乏人はとことん苦しみ、裕福な人にはさほどのダメージをもたらさないことも。
ただ、死だけは平等だ。
コメント

5月20日の空

2020-05-20 21:48:44 | 自然・生き物


外出先で見た空があまりにきれいだったので。
飛行機が作った雲。
コメント

今週の名言

2020-05-18 07:54:53 | ことば



周りの環境は心の状態によって変わる。心が暗いと何を見ても楽しくない。
静かで落ち着いた環境にいれば、心も自然と穏やかになる。
―空海―


コメント

初夏の花 「ヒメジョオン」 「オオキンケイギク」

2020-05-17 10:23:26 | 暮らし

花びら、白い木綿糸みたい。
よく見るととても可愛い花だな。



河原や土手などでよく見かけるきれいな花。
それなのに、特定外来生物で駆除の対象となっているなんて知らなかった。
もともとは園芸用だったのに、繁殖力旺盛だからという理由。花は何も知らない。
ただ咲いているだけ。

コメント

めざまし係。

2020-05-17 10:12:54 | 家族

休みの日だろうが関係なく、毎朝5時30分に必ず起こしてくれる花。
いつまでも起きないと、まるい手で、オバサンのおでこを何回も叩く。



よろよろ起きだすオバサンを確認するとカリカリのお皿に向かって猛然とダッシュする風太。

いつもの朝の風景。
コメント (2)