『軍事を知らずして平和を語るな』とか何とかのタイトルで過去に本を出版した事のある政治家は、
今では北朝鮮からの飛翔体は日本領域を侵害していないなどの売国発言が目立つ石破茂だったりする。
別に軍事を知らなくても個々人で平和に対する思いが有るのが当然だと思うのだが、軍事でしか物事を
語れないように他の意見を排他的に扱う口実を作り出している、しかしこれは常日頃軍事オタクで世間
から疎ましく蔑に扱われている石破茂が世間に対して鬱憤を晴らしているに過ぎない。
本質的な意味で平和を理解していないのはどちらだろうか。世間一般的に平和を公然と語れないのは軍
事オタクの方ではなかったか、軍事ネタに溺れた政治家を誰も支持しないのは必ずしも自民党総裁選で
安倍晋三に敗れたからでは無い。軍事によりまたは軍事同盟や軍需は当初の安全保障の目的通りには達
成されず、日本が窄められていく顛末が最早“お約束”のように思われ始めたからだと思う。
良かれと思い必要だからと増額を続ける防衛予算に反比例して安全保障能力は低下しているとしか考え
られない。オスプレイが来たからと言って誰からも拍手で歓迎をしてくれるものでは無いし、これで安
心して平和に暮らせるなど誰も思っていない。高いお金で海外から危険な飛行機を買わされたとしか思
っていないのが現実。
“いずも”型護衛艦が空母化されてF‐35B戦闘機を搭載できるようになった。海自にとっては念願だった
空母を事実上手に入れた事になる。今後空母化した“いずも”がどのように安全保障の場で活躍するかな
どの実用的な話は余り期待できない。実際は2003年の平和維持活動のイラク派兵で日本以外の多くの国が
自国の所有する空母でイラク入りをしたが空母を持たない日本はそうではなかった。海外の空母の雄姿を
イラクで真近で見させられその輸送能力の歴然たる差に羨望の思いが強くなったのか、そこから海自の空
母所有は自衛隊にとって念願となっていた。結局はそんな見栄を張る理由で空母を所有することになった
に過ぎない。当然のように高い金額は必要だったのだろう、米国から搭載する戦闘機を買わされる以外の
真っ当な理由が見当たらない。日本の空母所有に専守防衛でどれだけの意味があるかも説明不足。どこを
切り口にしても良い事が出て来ないので数年後には日本の安全保障上の汚点になる可能性もある。右傾化
をした為に負のレガシーになることも十分に想像できる。 軍事ネタはどれもこれも当初の計画とは真逆
の結果になる傾向は無視できない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます