一年延期になり2021年東京五輪の開幕を一ヶ月前にした6月東京都知事の小池百合子は激務に耐えかねた
体の療養の為に山積みにされた仕事を都庁に残し暫しの間デスクから離れ・・・、解りやすく言えば過
労から入院することになった。 多くの都民が東京五輪の開催には慎重な意見でしたが、残す所一ヶ月を
切った頃からは気持ちを切り替えリアルな心境は腹をくくったとでも表現しようか、6月の紫陽花の花言
葉が「移り気」であるように会場のキャパの50%以内という観客の1万人制限を設けた上での開催に積極
性を見せるようになって来ました。 都民の心変わりに小池知事の過労とくれば、この困難の時に都民が
そして国民が心を一つにして東京五輪開催を応援しようと思えるのならば、それは平和の祭典オリンピッ
クの力だと思う。 3.11震災の時も似たような雰囲気が日本中にあった。 頑張ろう東日本の言葉に想
いを乗せて少しでも前向きな気持ちを伝えようとするポジティブさを感じる。しかしそれさえも壊してし
まうウガンダ選手団のコロナ感染。 空港でのPCR検査で陽性反応が出ていたが大阪まで移動していた為に
濃厚接触者も多数出てしまった。 同じ頃無観客で行われているサッカー南米選手権では選手間で関係者
の間で多くのコロナ感染者を出している。 厳しい現実を前に小池都知事は1週間ほどで退院の予定でしたが、
27日に静養を数日延ばすことになったらしい。 さらには麻生太郎財務担当大臣から「自分で撒いた種。」
と批判された。これは中身の見えにくい小池批判ですが、どうやら小池都知事が国会議員の所属していない
都民ファーストの会に所属していることが原因で国政との繋がりが薄れ東京五輪の開催が難航していると麻
生太郎は主張しているらしい。 時期的にも都議選を一週間前にして、自民党は大会組織委員会の橋本聖子
と丸川珠代五輪相の2人で小池都知事の五輪功績を横取りしたいゲバゲバな魂胆が一気に表面化してきた。
政治的な意味で今の都政の主役が変わってしまうのも変如何なものかと思いますよ。