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ガチな内容やプチなネタまで幅広く載せるよ。HP開設前の準備的なブログだと思うよ。

麻生太郎の法人税改革案だよ。

2014-05-30 22:50:15 | 経済
5月の日銀黒田総裁の「量的緩和政策は必ずしも為替や株高にリンクしない」とのインタビューや
アベノミクス3本の矢の推進を求める発言など相まって米国株式とリンクして上昇中の5月下旬の
日経株式です。 投資家の間では黒田総裁の積極的な姿勢が評価されてものだと思われる。

好調を期したところで梅雨時の6月を迎えようとする日本経済ですが、その好況とは裏腹に日本国内の
産業構造や就労構造の変化に対して不満が出てきて阿部総理の経済政策に異議を唱える人が増えてきたのも事実です。
しかしそこで喚いても仕方がない負け犬の遠吠えでしかない。

今現在金融業界に多くの資金を供給して経済回復に繋げていこうとする働きかけに非正規雇用社員が増えているのは
一時的な好景気の為に企業を構成する正社員の増員にまではつながる信用がないということです。ましてや企業側は
非正規雇用という便利な制度を持ち得ているので、敢えて正社員にしなくても事業を行う人員確保には苦労しないで済む。

税収が増える要因として企業が納める法人税の名前が上がりますが、労働者が賃金を得て払う所得税は必ずしも
財政を支える税収とは重要視されない姿勢が事実としてあるわけです。今の経済構造が国内の大企業に傾倒しているのは
法人税によるところが大きいのです。 企業の多い都会ではない地方においては法人税による税収を政府が目論むよりは労働者を
増やして所得税による税収によって地域財政を支えた方が安定はするのですが、それを行わないとするとなると、これは
2040年には人口が半減する地域が6割にも上るという数字の裏付けにもなってしまう。それと同時に人口増加の地域は全体の2%に
とどまるという都会志向の経済発展による裏付けでもある。

今、麻生と甘利両大臣が閣僚で話し合われている法人税の見直しとして
営業利益により支払われる「法人実効税」と営業の成績如何によらず徴収される「外形標準課税」についてですが
地方における所得税と消費税の考えに非常に酷似している。つまり麻生太郎財務担当大臣の掲げる法人税改革は労働者にとっての
消費税増税と同じような意味合いを企業に押し付けることになる。

営業利益により税収に繋げる法人効果税と 営業利益が悪くても徴収される外形標準課税のニュアンスを含めると
消費税増税によって多くの労働者の可処分所得が減ったように外形標準課税により、金融関係での信用構造の構築されない
業績の悪い企業にとっては税収の負担が大きくなることを示す。日経株式による金融による指標を基にさらに国内企業への
評価が分かれてしまうのです。 今の金融・財政担当大臣が一人2役の麻生太郎であることを踏まえて、このような結果になるのは
目に見えていたのかもしれません。自身の総理時代を含めてさらに日本経済が金融関連にものを言わせるような産業構造になろうと
している。今はアベノミクスで量的緩和政策が働いているから良いものをこのアベノミクスが終了する1年後を見据えた場合、
それは須らくも悪政として認識されるのであろう、今の家電エコポイント時代の購買前倒しに苦しむ業界と同じことが起こると思われる。

そしてこの問題に反対しているのがTPP担当大臣の甘利さんなわけです。

私個人の考えでは例え営業成績がそれほど良くなくても多くの従業員を抱えてその地域の所得税による税収を支えてる企業であれば
財政面から評価されるべきなのではと思うのだが、どうやら麻生太郎にはこのような考えは無いらしい、

本来ならば税収による財源の在り方は国内経済を発展させるために財政支出を行い、それによって利益を上げた企業の払う法人税によって
財源が潤うのが当然のことなのですが、今の税収は業績の悪い企業を改善して税収につなげるのではなく、悪くても税金払えといっている
ようなものです。これでは数年後の日本の労働者は百姓のように年貢の取り立てに苦しむのが目に浮かぶ。





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政治的産業廃棄物の石原 維新の会分党

2014-05-29 22:37:43 | 政治
日本維新の会分裂へ共同代表の橋下徹、石原慎太郎が党の分裂で合意に達した。
何かと意見の食い違いや問題があった両氏にとって分裂の問題だけが二人の一致した意見だったようだ。
すでに勢いのなくなった維新の会の支持率が1%に存在感さえも無い政党になってしまったことは確かだ。
ここで争点となっているのは、結の党との合流について自主憲法の制定を盛り込んだためだとされている
現行の憲法せさえ尊重できない石原が話す内容ではないと思うのだが・・・

結の党との決裂に維新の会からの分党となると石原慎太郎に残された道はかなり少ない。実際まともな政治が
できる政治家ではなかったことに加えて悪質な素性も加わって見捨てられた老害のよいうな佇まい、
石原のフィリピンでの違憲性の高いビジネスには家族の石原宏高も参入してズブズブの展開なのだが、過去にも
フィリピンで別荘を購入して児童買春に明け暮れたのもある。そして覚せい剤使用で芸能界から追放された
小向美奈子の薬物問題にも絡んでいるそうだ。 たしか彼女もフィリピンに逃亡した。

ここから見るに日本とフィリピンの関係は石原家が絡んでいる以上非常に良くない、以前youtubeの動画に
石原伸晃がフィリピンに親族が留学していたとしてアキノ大統領を表敬訪問したものがアップされていたが、
実は親族に留学をしていたものは居らずおそらく、石原慎太郎のフィリピンでの滞在理由に留学という
言葉が使われているようです。

話を戻して多くの石原慎太郎を支持するに値すると考える妄信的な要因もこの自主憲法の制定にあるようだ。
はっきりいって新たに憲法を制定するには相当の体力と金が必要となる。今のデフレ脱却に向けた経済事情を
踏まえてどこにそのようなポテンシャルが存在しているのかさえも疑問だ。あまりにも非現実的過ぎて、
共産主義のモチベーションとさほど変わらないところをみるとそのあたりの世代の人物の支持が多いようだ。

尖閣諸島の東京都による民間レベルでの土地取引にしろ、自主憲法制定も一見は魅力的に見えるが非現実的なのである。
それが理解できないとなると政治音痴の戯言レベルで物事を判断しているように思われる。
もう少しレベルの高いことをいえば、新憲法制定議員同盟からも靖国神社をみんなで参拝する会のどちらからも
弾かれている存在にはその資格があるとさえも思えない。
新憲法制定に石原慎太郎が携わることで更に憲法改定が遠のくと思われる。

それは国内の改憲を快く思わない護憲派をはじめ他国からも戦略的なアプローチを許してることになる。
もしも改憲をさせたくなくば、石原を使え、もしも尖閣の領有権を確立させたくなくば石原を使え、
日本へ右傾化思想を定着させたくば、敢えて石原を遠ざけろ、一見極右ということで納得して何にでも右傾化ネタに絡んでいると
思ったら、微妙なニュアンスで使い分けが行われているのだ。実際に表現規制の問題でも東京都知事時代には失敗に終わっている。

これらの事から維新の会もっと正確には大阪維新の会は多少息を吹き返すのではないかと思う。現在の政党支持率1%は
事実上、石原慎太郎の信用や実力がないことを象徴しているものであって、橋下代表だけのほうが、維新の会は機能的に
動けるものだと思われる。橋下さんの判断は正しいと見てよい。石原の行く道はどこの政党であっても将来は不安定な
政治的産業廃棄物扱いが身分相応だ。

石原慎太郎やネトウヨの主張する事は失敗ロストフラッグが立っている状態を示す。


5月29日のNHKニュースで石原慎太郎の記者会見の様子が映し出され、石原は維新の会と分党することについて
「仕方が無い、国の為だ」と述べた・・・・ありゃ?どこか変だぞ、政治家自身の処遇について話しているのにも
関わらず、「国」という言葉を使った。これは自主憲法制定についての答弁では無いはずなのだが、なぜか「国の為」という
言葉を使った。
いつもの右翼系政治家がよく利用する悪質なロジカルだと思う。

2013年の参議院選挙の時、石破茂が応援演説の中で「今、派閥闘争に注目が集まれば国が終わりだ」と述べたことがあった。
そこを朝日新聞に指摘されたことがある。当時石破は自民党内で幹事長の立場にありながら、少数派の無派閥の状態に甘んじており
党内での立場が必ずしも良くはなかった、そこで自身の政治生命の危機感の表意として「自分」とは使わず「国」という言葉を使ったと思われる。

これと類似して石原慎太郎は「自分の為だ」を「国の為だ」と発言したと思われる。石原慎太郎や石破茂の使う「国」という言葉は
そのまま鵜呑みにしてはいけない単語なのだ。


http://blog.goo.ne.jp/masakazu2012/e/2a3c7dd8a7a311b8c837beca21b89a55
国と国体と私、当ブログの過去記事から





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高円宮典子さんご婚約

2014-05-28 22:32:59 | 政治
高円宮家の次女、典子さん(25)が出雲大社の神職、千家国麿。(40)がご婚約されたそうです、
島根県出雲大社が縁結びの神様であることを踏まえてもさらにめでたいことだと思います。

なでしこジャパンが女子アジアカップ2014で優勝した。決勝ではオーストラリアを相手に1-0と
勝利を収めて初優勝となりました。

国粋主義者が大喜びしそうな日本の状況ですが、それがシラァーーっとしてしまっている。
すでに右傾化の流れの国民意識において神社神道やなでしこジャパンなどのナショナリズムの根幹に
関わることの、受け取り方が変化してきたのでしょうね。所詮は右翼やネトウヨのネタとして
意識扇動として使われていたことの表れなのでしょうな。どこか踏み潰された感じの主体性が痛々しくもある。

毎度のことながら、第二次世界大戦でも天皇という立場が悪い方向に利用されていた事と同時に神社などの
神道も国家神道として利用されていた経緯がある。今でも靖国神社には天皇の親拝が行われておらず、問題視される
こともある、そこで現在、憲法改定を巡るさなか、憲法6条では総理大臣や最高裁判所長官の任命権が天皇に有する。
しかし近年、天皇の任命権が軽視されるようになってきている。

昔は天皇による総理大臣の「任命式」でしたが近年は「親任式」となっている。麻生太郎については国務大臣レベルの
認証式だとユーチューブのコメントで皮肉を言われる始末です。このように天皇による親拝や任命式が政治的な問題で
距離を置くようになったのは2000年ごろの行政改革からであったように思う。

それまでは総理大臣や最高裁判所長官の任命式の後、国務大臣クラスの認証式も続けて行われたものだが、簡略化され
そこまで天皇の国事行為が反映されることも少なくなっていった。

私はこの天皇の任命という国事行為が十分に行われなくなった背景には元防衛庁長官の石破茂の存在があるのではないかと
考えている。それまでに北朝鮮へ出向いての政治的な要因を利用しての女性を要求したとされる問題が糸を引き
国会議員の間では石破の信用性に疑問符が付けられるのが常であった。このような汚点が存在しては天皇側も認証したくは
ないであろうと思うのが人の心情である。度々、山本太郎の手紙を渡した行為や駐日大使のキャロライン・ケネディ氏からも
軽くあしらわれるなど、対人的に十分な都合が満たされない場面が増えているのは今の靖国神社問題などで右傾化思想の人とは
別に軍事から距離を置く天皇や皇室を何とも思わない日本の極右勢力の為だと思う。

右傾化の波に乗れば、あの竹田 恒泰でさえ注目を浴びれる世の中だ。勿論皇室に属する人物ではないことは確かだ。
悪しきことよ。まったくもって悪しきことよ。これで日本の根幹に関わるナショナリズムが踏みにじられる感はどことなく悲しくも
情けない今の政治事情にあるだな。 この問題を改めて唱える必要もないと思えるほどに日本の右傾化がくだらない下品なものだった。





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ベトナムと中国の軋轢はじまる・・・

2014-05-27 23:20:02 | 政治
5月26日南シナ海でベトナム漁船が中国漁船に衝突され沈没した。
乗組員は他のベトナム船の仲間に全員救助された。2010年の尖閣諸島沖での
中国船衝突事故を彷彿させるような事態が再び起こった。

現在日本では集団的自衛権の行使容認の問題で政治が揺れているのですが、ベトナムは
米国とは同盟関係にあり、つまりは日本とも親の米国を通じて関係性が高いわけです。
もしも集団的自衛権の行使が行われるようになれば、日本はこのような状況でベトナムや
フィリピンを無視すわけにはいかない立場にある。

常々日本の集団的自衛権は対中国との領有権争いで米国が後ろ盾してくれるという観念が強い。
しかし今回のように日本以外の同盟国の紛争にも加担しなくてはいけない状況にもなる。
これまで日本は米国の同盟国として弟分の立場であるがゆえにNATOからも保護されていた。
集団的自衛権の行使が可能となれば、日本は晴れて米国の弟分から一人前のNATO加盟国になれる
可能性が十分にある。それが喜ばしいことなのか、もしくは果たして本当に加盟国になれかはまだ
未知数だともいえる。

いつもの枕詞は中国包囲網という大義が乗っかる日本の政治と経済、集団的自衛権を論議するには
お誂え向きの題材としてフィリピン、ベトナム、対中国との軋轢は現実味と緊張感がある。
対中国の論点を躱すための飛躍した議論としての海外派兵の問題がすぐ目の前に存在しているのだから、
空と思った大風呂敷を広げたつもりが中身がぎっちりと詰まっていたような驚きようだ。しかもこのタイミング。

2010年の尖閣諸島中国船衝突事故では水面下で仙石官房長官が交渉し、中国人船長を送り帰したことで、
何故、送り帰したのか?、民主党は弱腰だと、強い批判をおこし、自民党政権奪取に一役かった日本の右傾化思想、
だがしかし、中国戦闘機の急接近行為に続き、ベトナムでも問題を起こし、かなり強い姿勢を崩さない中国、
東欧でのウクライナ問題が収まらないうちからアジアでも問題が起こるとなると米国を中心とするNATOの存在意義が
問題視されると、またややこしくなりそう。

菅官房長官の対応は仙石さんの時とは対照的に中国に批判を浴びせた、さてどうなるものか、傍目八目でいよぉー
この問題がでっかくなったら、ドキドキものだよ。

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AKB襲撃事件

2014-05-26 23:25:54 | 政治
人気アイドルグループAKB48のメンバーの川栄李奈さんと入山杏奈が岩手県滝沢市での
握手会イベントでのこぎりによる襲撃に遭い怪我を負った。緊急手術が必要な大けがとみられている
犯人は青森県十和田出身の梅田悟容疑者(24)との報道。AKBメンバーの2人とスタッフの一人がけがを負った。

いやいや怖いね。本気で怖いよ。こんな人居るんだね。AKBのファン全員がこんな人ではないと
思うのですが、それにしても恐ろしい。犯人の逮捕容疑は殺人未遂によるものであるらしい。

ここでAKB商法のプロデューサー秋元康を叩くのは少し違うんじゃねぉーのーと感じるところが多いのですが、
どう考えても行きつく先は犯人が悪いってことじゃないの。

握手会がどうとか、芸能人がどうとかではなく、狙われて被害に遭った人がまだ10代の女性であることだよ。
芸能人という職業は人気商売でもあるのだが、熱狂的なファンの一人よがりな行動の被害に遭うこともたびたび起こる。
そのたびに衝撃が走るのだが、ファンの意見はどことなく遂に、やっぱり、何時かはこうなると思ったなどなど、
感覚的に起こるべくして起こったものだと感じているようだ。

AKBのイベントは握手会も行ったことはない、ただ亡くなった名音楽プロデューサーの佐久間正英さんを知っているので
注目はしていたのだが、こんなにも社会現象になり、セールスを一人勝ちするまでになるとは思ってもいなかった。
それはさておき、この事件の被害者である川栄李奈さんと入山杏奈二人の区別が着かないんですけど・・・
どちらも早い回復と復帰をおまちしてます。

そこでひとつ苦言を言えば、ネトウヨやネット民は比較的自分の境遇に近い立場を攻撃の対象には選ばない傾向がある。
この事件も場合もまず、批判を受けたのはAKB商法のプロデューサーである秋元氏である。犯人はその次に批判された。
柏通り魔事件でもネトウヨの犯行説や在日韓国人の犯行説が持ちあがり、犯人が在日韓国人だと判明すると一気呵成の勢いで
犯人を批判する。アンネの日記が破られる事件でも犯人の実名報道されないのは在日韓国人だからとデマを流していまだに誤魔化している。

しかも2020年の東京オリンピックで理事に選ばれている秋元康氏、当然の流としてオリンピックにAKBのパフォーマンスが
採用されることも想定されるような状況に反対の声も大きい。こういった巷での反響とは裏腹にアイドル自身と握手ができるという
イベントの安全性のガードが下がった状態で開催されていたのには不思議でならない。

もしもAKBによる東京オリンピックへ向けた活躍を妬むもしくはよく思わない限りにおいてこのような危険と隣り合わせの
イベントを行政的に不用意な状態を野放しにはしないと思う。セキュリティーの問題において安全性の確保を求める指導的な
行為なしに突如として握手会などのイベントを中止要請した警視庁のあり方には疑問が残る。

「ほらっ、やっぱりこういう結果になったか」との感想はファンや一般の人の意見であって警視庁でこのような事態の扱いになるのは
あまりにもレベルが低すぎる。もしも東京ドームなどでコンサートを開き、200人以上の人出が予想される時、興行主は地元地域の
消防局に大勢の人が集まることを申告しなくてはいけない、そして災害や問題が起きた場合、対応がスムーズに行われるように
対処するのである。

そして自主的なセキュリティーにおいてはどうしようもない防ぎようのない突発的で残忍な事件であることが事態の陰に
埋もれ隠れてしまっては問題の関係が不透明なままである。
悪いのは犯人、被害じゃは10代の女性アイドル、責任者はAKB商法の興行主、この3要素だけで問題が進んでしまってよいのだろうか?
なんとなく社会から距離を置いた問題のようになっているんだな。DJポリスはやっぱり目立ちたいだけの為のやっつけお仕事だったんだろうな。








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自衛隊上陸作戦と中国戦闘機の接近

2014-05-25 22:49:15 | 政治
もはや負けが確定した消化試合のような言論バターンが横行している。
これまで支離滅裂な右傾化の道を辿ってきた日本の将来を危惧するかのように
引っ込みのつかない状態に日本の政治家は戸惑いを隠せないようだ。

5月25日に公海上飛行中の自衛隊機に中国のミサイルを積んだ戦闘機が
異常接近をしてきた。これに対して小野寺防衛相は「常軌を逸した接近行動だあってはならない。」
とコメントした。

5月22日には奄美大島で自衛隊による上陸訓練が行われた。離島奪還を想定しての上陸訓練だと
されている。勿論想定されるのは近年日中間で問題となっている尖閣諸島の領有権問題だ。
この二つのニュースが関係ないとは判断できないであろう。当然のことながら中国側も日本側の
出方を伺いながらプレッシャーをかけてきているのでしょうな。

離島奪還については現在、日米同盟に元ずくミッションには存在しない。尖閣諸島は領域問題で
中国側に奪われることを想定していない、万が一中国側に武力で尖閣諸島が奪われることがあっても
上陸作戦までに至らず、海洋上と航空機による防衛ができるとしている。

それもそのはず、現在防衛相が14両購入しようとしている水陸両用車が尖閣諸島に上陸する場合、
その地形から、約2台しか上陸できないとされている。ましてや1台目はそのまま海から上陸できるが
2台目は尖閣上陸後に陸地での旋回が難しいためにバックでの尖閣諸島に上陸することになる。

尖閣諸島は文字通り、陸地の80%以上が斜面の尖った地形で平らな部分が少ない。
水陸両用車が上陸できるのは尖閣諸島の南小島の0.40 km2の一部そこにしか存在しえない。
島全体でも野球場の半分の広さしかない。魚釣島も小さくそこに石原慎太郎が日本青年社たる
右翼団体と共に不法に建設した灯台のようなものがあるのだから困ったものだ。しかも尖閣諸島には
電気が通っていないんですけどね。

今、政治的に問題となっている集団的自衛権の行使の問題と、日米同盟の強化との2つの側面を併せ持つ
日本の安全保障問題なのですが、もしかするとこの2つの事柄は一つのことなのかもしれない、それは
尖閣諸島における日本と中国の関係悪化から集団的自衛権の恩恵を受けるのが、日米同盟に元ずく米軍の
後ろ盾として守ってもらえる日本であるのが第一目標として現状が進んでいる以上、自衛隊の海外派兵は
2の次3の次であるはずだ、当然ながら財政的な関連性も発生すると思われる。軍事といえども職業軍人や
軍事産業があるようにビジネスです。

今の議論となっている自衛隊の海外派兵については論点が飛躍した議論である以上、目先の問題の約20兆円の
防衛相の特別会計の行き先がきになるところだ。これが米国民主党による日米同盟の重要視というわけです。

元を正せば間違いなく2010年の尖閣諸島での中国船衝突事故や不法に建設した灯台などが大きな要因となってくる
韓国系右翼団体にとってはシメシメといったところだろうな。何も知らない生兵法のネトウヨが無責任に歪んだ
世論形成の肥やしとなり、極右勢力の石破や石原、西村慎吾などの追い風になったことは間違いない。
数年前の総理大臣になってほしい政治家の第一位が石破茂だったんだからどうしようもない日本の政治意識なのだ。

オッと今でも原発被害問題でも斜め上の論調であるが、もはや「夢オチ」以外の言い訳を体裁よく探すことが目的と
なっただけで普通の一般論によってでさえ見くびられる日本右傾化論に面前逃避の可能性も十分にある。
お金を払って米軍に守ってもらう、これで良いのじゃないか、TPPによって国内生産構造が変化するこれで良いではないか、
その代り、アベノミクスが代償として効果を発揮してもらうだけのことです。それゆえアベノミクスへの風当たりが
強くなっていったものだと考えられる。今も尚、答えのある場所はアベノミクスによる所が大きいようです。

もはや個人攻撃についてはネトウヨの専売特許となりそうな状況に気が付かず罵詈雑言レベルm9(^Д^)

風が吹けば桶屋が儲かる、かえって中国側に頑張ってもらった方が、米国にはメリットが生まれるのかもしれない。
TPPも中国包囲網作戦であったように、集団的自衛権も当初は中国への対抗処置として検討されていたはずですが
どちらも日本を苦しめる展開になってきている。それでも進まなくてはいけない、たとえミッションにはなくても


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CONCHITA WURST コンチータ・ヴオルスト

2014-05-25 15:52:34 | 音楽
2014ユーロビジョンで優勝をして一躍スターダムに伸し上がったシンガー
その風貌は女性の姿でありながら顔に髭を生やす独特で異様な姿、
一度見ればその人物を覚えてしまうほどにインパクトが強い唯一無二のビジュアルです。
女性なのか男性なのか悩むところですが、(いや悩まないか)もともとは男性のトム・トーマスという
実力のあるシンガーで普通の男性としてもこのユーロビジョンに出場経験があります。

このトム・トーマス改めコンチータ・ヴルストさんですが、同性愛者であり、子供の頃
そこを苛められたトムさんが架空の人物として作り上げたキャラクターです。
トムさんはオーストリア出身ですが、コンチータさんは南米の山奥で生まれてドイツで育たことになっているそうです。
男性でありながら女性のように生きることを決めた『トランス・ジェンダー』というそうです。

男性が男性を好きになることを『ゲイ』お杉とピーコの場合だな。
女性が女性を好きになることを『レズビアン』女子サッカー米国代表ワンバックさんなどだな。
生まれ持った性とは別の生き方をする『トランス・ジェンダー』マツコデ・ラックスのパターンだな。
最終的には手術をして性転換をする『ニューハーフ』というわけです。

中世イタリアでは変声期を迎える前の男性を去勢して声の成長を無理やり抑えた男性ソプラノ歌手として
カストラートが存在したが、今は人道的な問題から勿論禁止されている。
そこでコンチータさんから思い出すのは世界的な男性テノール歌手パヴァロッティさんです。女装でありながら
あの髭面がどこかパバロッティーさんを彷彿させる部分もある。このコンチータさんの音域はちょうど女性と男性の間に
位置しており、アルトとテノールの間の音域になるのだそうだが、低めのアルトと考えたほうが聞きやすいかな。

日本のTVなどでも紹介され始めてどんどん知名度が上がっていますが、カストラートでなくともホルモン注射による
治療の副作用でそれなりに音域が高くなり可能なもののようですがそれにしても高い歌唱力です。

完全な女性ではなく敢えて髭面であることで成立するコンチータさんのキャラクター設定はどこか苛められた過去から
同性愛者として生きることに不器用にありながら、多くの批判をも受けることを承知したうえでの納得の行くジレンマの
ようにも感じる。精神分裂症のように多面的な人格の持ち主になることがあるように、コンチータさんはトムさんの内面に
ある人間性の男性と女性の2面性を自分なりにとても素直に表現しただけに過ぎないかもしれないが、とてもインパクトがある。

さらにはホルモン注射による副作用で音域が高くなった場合にそれと同に髭も抜け落ちてしまう生理学的な現象から
まるで女性のような姿だと、ホルモン注射だろ?と否定的にみられることもあるのだろうな。

巷では女子力として女性ならではの魅力や力を社会で発揮する機会が多くなり、一つの才能として認識さえるようになって
久しいのですが、もはやこの女子力という言葉が女性だけの特有のものではなく、男性やトランス・ジェンダーにも当て嵌まる
一般的な才能として捉えられても不思議ではない。

このコンチータさんの歌声の魅力はどうしても最高音域になると若干カウンター気味の歌声になり、声が裏返り不安定になりそうな
ところを絶妙な歌唱力でバランスを壊さずに歌えていることです。下手くそに聞こてしまいそうですが、そこも男性と女性の
二面性を持ち合わせたコンチータさんの歌い方の特異性だと思う。 顔だけでなく、歌声も二面性です。


CONCHITA WURST  『My Heart Will Go On』 Céline Dion のカバーです。

本家のセリーヌディオンさんとの声の高さは明らかなのですが、やっぱり歌唱力の高さが際立ちます。
セリーヌ。ディオンさんとの対比はあえてしないほうが面白いです。







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集団的自衛権行使容認に向けた保守派の存在

2014-05-23 22:59:30 | 政治
集団的自衛権行使容認に向けた保守派の存在

またこの問題が浮上してきましたね。集団的自衛権行使容認の是非ですが、今回は具体的な
事態が無いままに国家論的な米国同盟関係上で議論されている訳ですが、そこに空虚を
感じてしまうところもある。所詮はネトウヨ右翼の無責任な能書きでしかないのですが、
そこに保守派だと弁明する支離滅裂さに食傷気味なのだ。

政治思想が保守派にも拘らず第一に憲法解釈や改憲肯定派を名乗るのだからビックリしたものだ。
保守的な立場を主張するのなら護憲に行使容認には慎重派でなくては保守派の意味が無い。

そもそも飛行機の両翼である左翼と右翼とは違い、尾翼としてバランスを取るのが保守の立場なの
だから議論の面前に出る事さえ危ういはずが今の政治思想ではやりたい放題だな。
単に右翼はネトウヨと世間から認識されるに至ってしまったので仕方なく保守の名前を使っていると
正直に認めるべきである。 それは兎も角

過去にはこの集団的自衛権の行使に向けた政治的動向は1990年の湾岸戦争時にも沸き起こった、
その時は米国がパパブッシュ大統領の共和党政権時代でした。 しかし今回は米国民主党政権時に
取り立させれている。何となく少し性質の違いが見えてくる。

1990年の湾岸戦争時にはPKO法による平和維持活動として自衛隊の海外派兵が検討されたのだが、
日本はこれに反対し、当時の海部俊樹総理は90億ドルの経済支援で話を纏めた。
国内問題では海外派兵が行われるかもしれないとして自衛隊内部では自衛隊を辞めて別の
就職先を探す隊員が激増した為に就職説明会まで自衛隊基地内で行われた程でした。

その状況を判断して米国は日本の自衛隊の海外派兵は不可能ではないがモチベーションに問題があると
評価した。そしてそれから約20年後に尖閣諸島での衝突事故をきっかけに日本では極右的な対外処置の
能力を有する力に強い魅力を感じるようになった。排他的な向こう見ずな右派思想が台頭し、ネトウヨや
保守という立場を一気に盛り上げてきている。

しかし右派なのか保守なのか迷走を始めた日本の右翼思想と同様にその直前で自衛隊派兵の問題は
暗礁に乗り上げるものだと私自身は予想する。 恐らく、今の自衛隊も海外で十分に戦えるだけの
能力や意識は持ち得ていない、それは幕僚長出身の田母神が良く理解していると思う。
サマワ派兵が実は途中リタイアであったことが公に成らないので一般人感覚では可能だと思うかもしれ
ないが、それほど甘い物では無い、自衛隊公募では1万人以上の募集に集まったのは1000人未満、
現実的な問題が表面化することはなく、今の右傾化が進みつつある中でもしも戦争や紛争に直面したなら
尖閣諸島の問題のように再び米国に泣きつくことになるであろう。

無理を承知で右傾化をするのだ、それでこそ後ろ盾に米国が居る意味があるのだ。
その為にも近隣アジア諸国との関係性を保持し憲法9条に異論を唱えなかった保守派右派の
存在価値があるのだ。田母神は東京都知事選で直下型地震に備えることで自衛隊の輝ける場所を
築くことを目標にした、しかしネトウヨに担がれ落選した。田母神は自衛隊の地位向上については
戦闘地域に赴くことではないと感じていたのだろう。この都知事選でで明確に日本の保守派思想が
ネトウヨによって崩壊した事を感じたものだ。

棚上げ論の野中宏務氏、元幕僚長の田母神氏、TPP反対派の加藤紘一氏、多くの保守派政治家が近年に
政界を去って行った。このぽっかりと空いた穴に入るのがネトウヨや極右政治家となるのであれば
間違いなく、日本という飛行機はバランスを失うものだと思われる。

右か左か?迷走を続けるネトウヨやネット保守は左右のバランスでは無く、尾翼の役割を担う
保守派を失った事に気が付かず右往左往する、既に新たな崩壊が始まっているのである。
米国民主党の狙い、それは間違いなく日本の保守派政治を潰すことであったならば、多くの事が
付合する状況だ。その方が国内政治でも共和党に印籠を渡せるってものだよ。

共和党重鎮のマケイン議員の「尖閣諸島は日本に領有権を有する。」この発言さえも取り消される
今の自民党と米国民主党プロデュースによる日本右傾化に待った無だ。








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フランス型とドイツ型と日本型

2014-05-22 21:22:32 | 政治
もはや、考える余地のない選択の問題、3.11からの原発事故の影響で
日本はフランスのような原発推進により今の電力生産にかかった費用をもとに
レートベース式による料金に保険料をプラスした原発推進型に傾倒するか

FIT制度によりドイツのような再生エネルギーによって生産された電力を
高値で買い取りその料金を電気代に上乗せするシステムを選択するかです。

フランス式
電力生産にかかったコスト+原発の保険料

ドイツ式
電力生産にかかったコスト+再生エネルギーの買い取り

このどちらかを選択しなくてはいけない。
米国は原発燃料を販売する側の国ではありますが、オバマ大統領は
ドイツ式の再生エネルギー開発を進める道を選びました。

フランス式とドイツ式の併用も可能ですが、今の自民党政府は強くフランス式を採用する
傾向が強いです。

しかもこれは日本のエネルギー問題がスムーズに進んでいる場合のお話です。実は今の日本の
現状はこの2者択一の段階から更に下の状態にあります。まるで電力事業を行政的な
国家事業の取り組みで発展的に捉えて原発事故の問題を扱っているような印象を受けますが
日本はその前段階での取り組みによるエネルギー問題の土台さえも築いていないのです。

このような状態で電力エネルギー問題を議論しろと言われても無駄なような気もしますが
『美味しんぼ』の問題のように原発事故被害から目を背ける為にテーブルの上に載せている
ようにも感じます。何時の間にか福島の問題は未来志向である事が当たり前となり、後ろ向きに
原発やエネルギーの問題を顧みる事も許されないようです。

今の日本の原発推進派が行っている事は、フランスのような原発発電先進国ではなく、最終処分場も
なく、安全稼働への道筋も不安定な綱渡り政策で再稼働へ向けて進んでいる。
石破茂の「どこにも廃炉の計画が無いのに処分場がなぜ必要なのか?」のコメントは未だに私の
気に係る日本のエネルギー問題における政府自民党に対するシコリとして残っているのである。



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失業率の改善と名目GDPと緩和政策

2014-05-21 23:31:59 | 経済
あっさりと14000台を割り込む事が多い日経平均株価、NYダウの最高値更新の
波に乗る事も出来ずに今のこのタイミングで13000台になる事はどのように
評価すべきなのか? 投資家にとっては難しい所でもある。

米国株の下落の引き金となった一つの要因にGM社の自動車リコール問題がある。
リコールの原因となったシフトレバーの不具合での問題はトヨタも経験済みの
箇所でもある。仲良く同じ部位による問題です。これに釣られてってわけではないが
米国経済の悪い所ばかり影響するんだから仕方がない。

一応これでも毎週水曜日の日銀会合による緩和政策を継続する事が決まったのだが、
市場には強く好機材料として受け止めて貰えないのです。これには日銀黒田総裁も
困った感がありありなようです。

今現在、「消費税増税による駆け込み需要の反動」との言葉を良く耳にするが、実際には
「内需の前倒し的な消費活動」と考えた方が経済観が読みやすい。来年の10月には消費増税10%と
公務員の年金問題一本化による年金問題が同時に予定されているので、更に可処分所得の減少が
面前に迫ってきている。2012年から2021年までの10年間で年金給付額が31兆円から42兆円まで
増加するとの見通しに、名目GDPの増加傾向に追いつかない実質GDP成長率の横ばいは、
高齢者による日本経済の社会主義化を迫られているようなものです。

厚生年金への一本化と消費税増税10%は競争社会を否定した共産主義的な発想でしかない、
しかも「最大多数の最大幸福」に代表されるイギリス功利主義のベンサムの言葉を悪意的に
持ち得ているようにしか感じられない節がある。皆から平等に徴収するのだが、使うのは
高齢者向けの年金にしかならない、若者までは回って来ないだろう。

黒田総裁の緩和政策は必ずしも株価や為替にリンクしないとの発言はこの政策が
名目GDP経済成長率には反映されるが
実質GDO経済成長率には反映されないとマクロ経済的に受け止めた方が良いかもしれない。
正規雇用が40万人減って非正規が80万人以上に増える・・・これで失業率が改善されたと
何か大きく間違えた方向に進みつつあるアベノミクスです。
『最大多数の最大幸福』イギリスの功利主義であるが故に、90年代後半の英国経済の在り方を
模倣するようなスタイルは悪い所ばかり影響する。



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