★★「朝日歌壇2月25日」★★ 松井多絵子
今週の歌壇は☆が二つ、つまり1名だけである。
馬場あき子、高野公彦共選
☆ ああつひに席譲らるる日の来たり決めたとほりにありがたうと言ふ
(半田市) 石橋美津子
高野選者の<評> 席を譲られ、寂しさを隠して感謝する良き人。
※ 私は車内で座席を譲られたことはほとんどない。老人のように見られないのだと思うことにしているがケータイのせいではないか。座っている人の、とくに若い男女はケータイに夢中になっている。立ちながら打っている人はめったにいない。私も座ればケータイ。メールを見る。
この歌の席は乗り物の席であろうが、深読みすれば、課長の席とか選考委員のポストなども考えられる。ひとたび重要なポストについたら容易に辞めない人間がわんさといる。そういう人は、乗り物のなかでも、老人にも席をゆずらないかもしれない。ケータイは何かと便利ですね。
席を立たないための子道具にもなるのですから。 でもねえ、近頃の老人は逞しい人が多いでるからね、若い人より元気で高収入、よく働きますから、若い人たちの仕事を奪ってしまったり、私?とんでもありません。頑張りすぎる老人をやれやれと思ってます。 松井多絵子
、け