先日、JRAのコロナに乗じた給付金不正受給のお話を取り上げました。
国民に対して「不要不急」の外出は避けるよう願いをされ、大勢人が集まることや大声を発するようなコンサート・ライブ・演劇なども長期間の自粛を強いられてきました。飲食店は大都市ではいまだ夜8時に閉店、さまざまな生活上の制約を受ける中じっと頑張り耐えている大衆をしり目に、競馬などのギャンブルは素知らぬ顔をして博打場を開帳しております。加えて資格もないのに違法に持続化給付金をせしめていました。
大相撲は「必要火急」なんでしょうか?。大勢の関係者・スタッフ・放送メディア関係が動き集まります。力士や付き人なども稽古から様々な場所に移動いたします。興行は多くの人の密を生み、人の流れをかき回しています。
それが証拠に、過去2年間何度も力士や行事親方までの感染者が続出し、クラスターまでおこしています。
先日も親方二人が陽性反応でしたが、本人と濃厚接触者だけは休場、当たり前のように、春場所は開催するそうです。わずか協会員9百人 足らずの集団が場所前の検査のたびに、感染者が発生するという異常な事態です。ちゃんと調べていませんが多分50人以上力士と親方の感染者が見つかり一人は亡くなりました。ざっくり5.5%以上が感染した計算になります。日本全体の累計では、人口比0.35%の感染率です。相撲は15.7倍も感染率が高いのですね。
パチンコに出かけ夜はたにまちから呼ばれ「ごっつあんです」という悪しき行動パターンの人たちですから、こうした相撲界の人間がコロナをばら撒いていると言ってもいいくらいなのですよ。
そもそも、ほとんどの国民が一度も受けられないPCR検査を場所のたびに全員が受けられる団体って、なんなんでしょうか?
普通の神経なら無期限の自粛、文科省も国費が投入される公益財団法人ですからなにかしらの調査と命令があってしかるべきなのです。NHKも夕方の大事な番組枠なのでその権益を守らんがために相撲の開催の可否など取り上げもしません。
そして、オリンピックであります。新たに任命された橋本会長も開催に向かって奔走しているようであります。バッハさんは、東京や日本国民、あるいは選手などがどうなろうとも、オリンピックの放映権料さえ入ればOKなので、キャンセル料をちらつかせながら「開催すれば」、と言うばかりです。
国民の8,9割が中止か延期で言い、と考えているのです。オリンピックのような、ごく一部の人にメリットがあるだけの「興行」、トップレベルのアスリートのみが、脚光を浴びチャンスと利益を得るだけの世界規模のスポーツ大会に過ぎません。国民は、テレビでちょっとエキサイトできる楽しみと誰かの利益になる巨大ビジネスと引き換えに、自分たちの生活や経済的損失、そして健康や生命の安全が脅かされるのはまっぴらだ、と考えているのです。
さらに懸念されるのが「変異型」の拡大・蔓延です。細胞分裂や突然変異のことをちょっと知ってる人間なら誰でもわかります。体内に入って数週間何度も細胞分裂を繰り返し増殖し、数百万から数千万というふうに増えます。その分裂のたびに変異する可能性を秘めているのです。突然変異は極めて確率が低く、そのほとんどは死滅しますが、世界で天文学的な頻度で分裂しているので必ず突然変異が出現し、生き残る極く一部が強毒化や感染性の強いウィルスに変異するというメカニズムなのです。
そもそもコロナウィルスそのものも、何処かで起こった突然変異種の一つです。つまりたちが悪く強い「ラスボス」みたいなもののみが変異ウィルスで広まります。すでに、イギリスやブラジル・アメリカ・アフリカなどで次々に変異型が猛威を振るっていますが、それだけこの2年でそれらの地域が突出して感染者が多いがゆえに変異型が出来る確率が高い、という単純な理由でしょう。
一たびオリンピックを開催すればわずか2週間のために、世界から何十万もの外国人がやってまいります。どんなに「水際」作戦を立てても、日本の場合お願いベースの役所仕事ですから、必ず変異型コロナがすり抜けてやってきます。日本の政府は、あの武漢からの観光客をスルーさせ、横浜港でクルーズ船のパンデミックをさらに世界に拡散させました。いまだに外国からの渡航者も入っているので、感染力も死亡率も高い凶悪な変異株も日本中で報告されるようになってしまいました。
こういう「ぬるい」対応しかできない為政者が、なんだかわからない「国益」のためになにがなんでもオリンピック開催ありき、でコロナ対策を論じ講じるからおかしなことになってくるのです。
このままでは、どんなワクチンも治療も効き目がない、厚顔無恥でカエルの面にしょんべん的な「日本型変異種(別名五輪種)」が出現するのも時間の問題であります。
お願いですから、もうほんとやめてください。
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