チユウキンレン(地湧金蓮)の株分けをしてから3年近く経過しました。それより3年前に開花株を購入して以来一度も咲きません。株分けして5片に切り分け鉢植えに植え替え、一番大きく株を残したものは翌年に地植えしたのです。二鉢はいつもの花屋さんに持ち込んで即日売れました。株も太ってきて背丈ほどに葉っぱが広がるようになったので、今年は開花するはずだったのです。しかし、この時期になっても葉っぱしか生えてきません。開花するとタケノコのような花が半年咲き続けるのですが、非常に残念であります。
肥料不足、日照、水分などが関係するのでしょうが、仕方ありません来年期待しましょう。
これ以外に実生株を含めて3鉢あります。いずれもまだ幼い株なので開花は見込めません。
もう一つ今年の開花を期待していた「イランイラン」、熱帯性で香りがいい花を咲かせるので、シャネルの香水の原料になります。これを購入したのは5年ほど前になりましょうか。
冬は屋上の温室に入れて冬越しさせ大事に育ててきたつもりで、鉢の高さを入れる2M近くになりましたが、一度も花蕾をつけません。
数年前、ワタシがゴルフに出かけて閉めっぱなしにした温室内が60℃になったのが致命的だったかもしれません。その時、ライチなど数本の熱帯性の植物がいっぺんに熱死しました。花をつける機能が失われ落語で言う「バカ」になったのかも。鉢が重たく屋外に入れたり出したりもしんどいので今年咲かなければ諦めるつもりであります。
とはいえ、ここのところで何種類ものちょっと珍しい植物達が白い花を咲かせてくれました。
これは、幾度か紹介していますが、槐松亭おすすめの「スパイダーリリー」です。独特のフォルムが蜘蛛に似ていることから名づけられたようです。芳香があり純白の花弁も素晴らしい球根植物です。寒さに弱いので室内で冬越しさせます。
こちらは、着生植物 (樹上の植物)「風蘭」であります。故郷九州の神社に立った市で買い求めて6年になりました。柿の古木に張り付けられていましたが、柿の木は風化してぼろぼろになってきたので籠に入れてつるしています。白い小花は、夜間のみに香水のような馥郁とした香りを漂わるのです。
昨夜は、今年2度目の「満月美人」の開花でした。こちらもおしろいのような香りをふりまき一夜にして萎れてしまいます。一夜限りに咲く妖しい花とその香りは、月の下でほほ笑む美しい妓楼と重なりますね。台湾原産、寒さに弱いので室内で冬を越します。クジャクサボテン、月下美人のお仲間です。
ご存じ「タイサンボク(マグノリア)」です。一日で花弁が、はらりと落ちてしまう大きな白花で、上品な香りを漂わせます。公園などで見かけるので珍しくはありません。しかし、ウチのは鉢植えで樹高も1mちょっとなのです。おそらく樹齢20年以上、知り合いの方に頂いて鉢のままになっていますが、鉢植えでタイサンボクが咲くのは珍しいのです。さすがにこの花が終わったら地植えしようと思います。
本日は久しぶりの恵みの雨であります。
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