気づけば今日はもう3月、いやいや月日の経つのがなんと早いことか。
昨日、夕食後ぼんやりTVの報道番組を見ていたら「高橋某」という御用経済学者が、得々と自説をひけらかしていました。この小太りのオジサンは、東大から財務省に入省したバリバリのエリート官僚で、中途で退官して大学の先生になり、その後ちょいちょい自民党の応援団として政権に入り込み、安倍内閣や菅内閣のブレインとして今も政権の中で内閣参与だそうです。
この人はサウナで人の高級時計をくすねても、不起訴になりました。キャリア官僚出身者などの上級国民は、逮捕起訴されないのがこの国の決まりなのです。
あの片山さつき先生と同じ匂いがしますね。自分たちしか知りえない高級官吏としての国家情報を自分の財産・優位性と勘違いして、常に君たちは知らないから教えてやる、という上から目線が実に鼻につきます。
もともと国家公務員、とりわけ財務官僚は、二言目には「数字」を持ち出します。官僚や政治の常套手段で、結果ありき、これに都合のいい数値や指標のみを持ち出すのです。予想値などは前提条件をいかようにも設定できますし、また実際どうなったかを検証する仕組みも無いのです。やりたい放題ですから結論に導くために逆算して数字を捏造いたします。
報道番組や討論で、数字を早口にまくしたてたら要注意、手に取って見せるパネルだって信憑性は怪しいものであります。それで、この人がこの期に及んでも「コロナなんて大したことが無い、例年インフルエンザの方がよほどたくさん死んでいるのに、この冬はほとんどゼロに近い。」などとコロナを歓迎しておりました。極めつけは「コロナで7千人死んだくらいなら大したことはない」と、のたまいました。他の国はもっと大勢死んでいる、インフルエンザに比べたら少ない、という理屈なのです。
この理論は、100年前のスペイン風邪で何億人かの死者に比べたら少ない、とか日本で自殺者のほうが多いという、すり替え・まやかしの論法であります。高橋さんが大したことが無いというこの感染症は、世界全体で一億人以上が感染し250万人の死者を出し、大都市ではロックダウンが繰り返され、多くの人が生活と健康を脅かされています。一向に終息の見通しが立たないパンデミックを引き起こしているのです。それを、風邪やインフルエンザ程度と言い放つ「取り巻き」がこの政権の中枢で大きな顔をしているのです。
取り巻きと言えば、もう一人「広報官」の山田女史であります。なんでも「飲み会は断ったことが無い」というのが彼女の出世の秘訣であり、処世訓でもあるらしいです。それはね、仲間内ならよろしい。自分の省が許認可権など影響力を有する民間・団体に対しては、飲み会とは言いません。公務員の倫理規定のみならず公務員法違反なのですよ。接待と飲み会の区別も出来ず、首相の息子と知らずに接待を受ける(笑)女が、首相の広報を担当し記者会見の仕切りをするというのは悪い冗談としか思えません。
そうしたら、「体調不良」で入院し、辞職したそうであります。東北新社の接待で7万円の和牛を食べたのを咎められ、「記憶にない」とか「総理の長男を事前に認識していたかというと、そうではなかったと思う。」などとのらくら発言しておりました。これを、大した能力だと持ち上げる、自民党よいしょの人気国際弁護士もいましたね。飲み会を絶対断らない豪傑・酒豪のわりには虚弱・繊細な方だったのでしょうか。
前述の高橋先生は、「公務員は100万円を超えると、収賄で逮捕されるいう感覚だった。(ノーパンしゃぶしゃぶ事件以降では) 100万円未満はいいとなると、社会通念とずれるので、飲食では1万円以上を届け出るとされた。ということは、100万円未満の接待でも、1万円以上は事実上禁止だ」と書いています。飲食したいなら、自腹で割り勘ならいいとなった、と。自腹だろうが何だろうが関連する業界・特定の企業と癒着しているのが問題とは思わないらしい。やはり官僚出身者なんですね。
安倍さんも、コロナや桜を見る会などで、雲行きが怪しくなったら「体調不良」で首相の椅子をほうりだし、あれだけ自分が責任もってといいながら、なんの責任もとらぬまま知らん顔であります。件の山田女史も同様、あの河合あんりさんも「体調不良」で急遽入院しました。
コロナで医療現場は逼迫、かなりの重病や手術直後の患者さえ専門病床に入れないそうですが、こうした方々はさすが上級用「特別ベッド」が空いているようでありますな。
最近では菅さんの様子がおかしい、というアングラ情報も漏れてまいります。体調不良になるくらいなら、最後ぐらい吉田元首相ばりに「バカヤロー」と叫んでやめてほしいもんです。
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