植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

捨てる紙あれば拾う紙あり

2020年10月16日 | 書道
毎週金曜日は、書道教室の日であります。一昨日と昨日はゴルフでしたから、自宅での書道稽古はお休みといたしました。

 ヤフオクは、ワタシの今年の最大の経済対策でありました。昨年の「ナゴラン」入手をきっかけに、書道用具全般の落札がマイブームとなり、メダカの卵、家電製品、音楽CDと徐々に手を広げ、コロナで沈滞する日本経済に若干ながらも寄与したのではなかろうかと思います。すでにワタシのヤフオク評価は「78」となりました。
 
 書道で言えば、長らく習字や書道に関わったり趣味を持っていた人たちが亡くなった時、その遺品が処分されます。物の価値が分からなくて、生前大事にしていた道具や紙類を業者に頼んで廃棄するのは簡単です。しかし、死蔵されていた半紙や古い筆などは、使い道がありますしそれを喜んで欲しがる人も(ワタシみたいに)大勢いらっしゃるわけです。出品した人が持ち主本人か家族であるか、処分を依頼されて回収する廃品業者かはわかりませんが、どなたかにお金が回るのですからウインウインの関係ですね。

これを古来から「捨てる紙あれば拾う紙あり」と言いますな。

 そういえば、九州の中学時代の友人が、屋敷内の「渋柿」の木を切ったそうです。両親の高齢化で手入れが出来なくなった庭木を少しづつ処分してるようです。柿が好きなワタシは、昨年2本目の柿の木を植えました。「花御所」というブランド甘柿です。今朝は「禅寺丸柿」の一つをとってきました。
こういうのを、「捨てる柿あれば、植える柿あり」と申します。(笑)

 先日届いた半紙は、無印手漉半紙201が2箱(2千枚)落札額8750円 、機械漉き半紙「欅墨」4箱12000円でありました。手漉きの方が定価一箱9900円で売られています。機械漉きは3700円の値札が付いていました。計算上は34600円の品物が20750円で買えたということになりますね。4割引きですね。(お得感は微妙であります)

 実際書いてみると、一枚10円の(輸入物)手漉き半紙より、一枚3.7円の機械漉き半紙の方が書きやすく墨色もきれいなんです。前者は紙質がやや粗くカサカサしています。滲みが無く墨の含みが少ないのです。後者は、かなり厚手できめ細かくしっかりしています。滲みも出るしカスレも出せました。書いてみると真っ白に漂白されているせいで鮮やかな墨色も出ます。さすがに、作品用にはちょっとどうかとは思いますが、練習には何ら問題がありません。これは書道教室の子供達用に寄付いたします。中にはワタシなんかよりはるかに上手な子もいるようですが、タダなら使ってくれるでしょう。

こういうのを、「安物の手漉きより、良質の機械漉き」と呼びましょう。
 遠くの親戚より近くの他人です。ン、違うか。安物買いの銭失いに近いですね。

 先日落札した「音楽CDまとめて100枚以上」というのは3400円でありました。ユーロビートから舟木一夫、オルゴール、東方神起、ホイットニーヒューストン等何でもありのごちゃ混ぜでした。聞いたことも無いようなアーティスト名のCDアルバムも多数です。ザーッと選別し40ほどが残りましたな。宇多田ヒカル、松任谷由実、杏里、尾崎豊、倖田來未などなど一昔前のミュージシャン中心ですが、なに、こちらはふた昔前の音楽から一歩も進んでいません。

 こうして一枚あたり100円足らずで「とりあえずワタシでも知っているミュージシャン」の音楽CDが入手できました。これを車のオーディオシステムに片っ端から投入すれば、いつでも聴けるように自動録音してくれます。

 残った100近いCDはどうするか、とりあえず倉庫に積んでおくか。
「あ」!! そうだ、自分で要らなくなったものと合わせて、「音楽CDまとめて」でヤフオクに出せばいいんじゃなかろうか。「厳選100枚 オールドファンに最適」とか銘打ってね。いまだ、ヤフオクに出品したことはありませんが、これも勉強、カラス除けに糸で吊り下げるよりは気が利いている、としたもんでしょう。

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