岸田政権の支持率は低迷しているので、本来なら「岸田降ろし」の声が聞こえるはずだが。
ところがこの夏の「暑さボケ」のせいなのか永田町は平穏だ。
ヤブ蚊も30度を超える日が続くと、出なくなるというがそんなものか。
冗談はさておき、自民党内がおとなしいのは、年内解散総選挙は出来ないという理由が大きい。
自民党と岸田政権の支持率が低迷しているから、解散すれば大負けの可能性がある。
もう一つの理由は自民党内に有力な後継者が見当たらないということだ。
有力候補の河野太郎はマイナ問題でけちをつけて政治家としての未熟さを露呈した。
最大派閥の安倍派も次期会長の座をめぐって迷走しており、この状況では岸田総理を支えざるを得ないだろう。
茂木敏充幹事長は、次期後継に意欲を見せているようだが、「頭は良いが人物は小さい」という評価。
幹事長更迭論が出ており支持は広がらない。
高市早苗は、最大の支持者安倍晋三亡き後は、自民党のはぐれ鳥で終わる可能性大。
政界の次の山場は来年の夏になるのではないか?
来年9月には自民党も立憲民主党も総裁や代表の任期が来る。
岸田文雄がすんなり総裁続投になるか、その時は解散は翌年の夏まで伸びる。
一方立憲の泉健太代表は、すんなり続投とはいかないだろう。
小沢一郎が野党連携を仕掛けて、その方向に進む人物が次期代表を射止めそうだ。